●炊飯ラジオ


今夜の番組には、若き農業家の家倉敬和さん写真家のMOTOKOさんをお迎えした。
家倉さんは、見た目はシュッとしたいまどきの兄ちゃんだが、滋賀で米作を営む農家の五代目。
農薬と化学肥料を使わない米作りにも挑んでいる。
その家倉さんをはじめとする若き農業家たちの姿と近江の風土に惚れこんで、滋賀に通っての作品づくりがめっきり増えたのがMOTOKOさん。


おふたりを迎えて、現代のニッポンの食のありよう、そして農業の現在と未来、みたいなお話を伺おうと思ったのだが、なにしろ初の顔合わせ。
まずは「米の魅力、再発見」的なアプローチで行こうと相成った。


家倉さんちのお米−−今回は、ミルキークイーンの五分づき米に黒米を混ぜたもの−−をスタジオ前の廊下で炊いた。
米の炊けるいい匂いに誘われて、局じゅうのAD諸君が朗らかなゾンビのごとくわらわらと寄ってきた。
並みいるゾンビたちに炊きあがったごはんをふるまう。
さらに、家倉さん一行が差し入れてくださったおむすびも投入。
これは、12月におふたりも参加してのイベントを行う中之島のgrafスタッフがこさえてくれたもの。


美味い米を食い、DEEP & BITESのレア曲「米食い放題」をかけて、スチャラカなオンエア。
家倉さんの米作りについては、今年1年かけて追いかけていきたい。


そんなこんなで本日の影の功労者、HITACHIの電気釜。

その昔、大学の先輩から譲り受けたもの。
なので、たぶん25年物くらいの年期は誇っている。
が、我が家でしっかり現役を張ってくれている。
そういえばその先輩ご夫妻には、在京時代、いつもご飯を招ばれてた。
おかげでずいぶん助けられた。


コメは偉い。
コメのチカラを再確認した夜。