2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

●read goes on.

『1Q84』、ほぼ2章ずつ、ゆっくりと読行中。 まだまだほんの序の序の口。 しっかしこれは、破格に面白い。 『世界の終り−−』並みに引き込まれている自分を感じる。 (『ダンス・ダンス−−』も滑り出しは、鼠三部作の次ということもあってジェットコースター並…

●『1Q84』 on sale

大阪でも書店に山積みになっていた。 27年前の秋、初めて『羊』を読んだときを思い出す重み。 それが2冊。 1巻・2巻合わせて1,000頁超えのボリュームである。 小説は目方じゃないけども、たしかな熱量を感じる。 中に入っていくのが愉しみでならない。 読み…

●TV Bros.

「忌野清志郎 追悼」号のTV Bros.を見たら、表4がこの人の広告だった。 野暮は言うまい。 が、コピー文句の薄っぺらさが目立つのはいかんともしがたい。 「ほんとうのことを言うのに、大きな声でいう必要はない」んだよ。 気を取り直して中身を見る。 内容…

●断章

忌野清志郎をめぐるいくつかの断片。“リズム&ブルース界のバカラック”、ダン・ペン。 なんて駄洒落も、キヨシローが口にしそうなもののひとつ、だったかもしれない。 * * * 1986年12月9日、火曜日、大阪厚生年金会館・大ホール。 RCサクセションのコンサ…

●二〇〇九年五月九日

昨日、5月9日の朝7時すぎに新大阪を出るのぞみに乗って東京へ向かった。 おそろしいほどの快晴。 ひさしぶりに見る富士山。 10時半に乃木坂の駅を上がると、すでに葬儀所から表へ長い列ができていた。 青山トンネルの近くまで延びている。 TVカメラを抱えた…

●いつだって昼も夜もわからず

(承前) 五月二日、土曜日の深夜。 ふらふらと家にたどり着き、荷物を置くと、すぐにまた外に出た。 近所のセブンイレブンに行ってビールを買った。 帰り道、道端に腰を下ろして、iPodで清志郎の歌を聴きながら3缶空けていると、空に青が滲んできた。 何枚…

●二〇〇九年五月二日

あれからまだ6日しか過ぎていないのかと思う。 ずいぶん経ったような気がするけどな。 自分のなかのどこかしらの部分が、異様な速度で朽ちていっているような、そんな気もする。 いろんなひとが書いたブログを読んだ。 「さようなら清志郎」仲俣暁生氏 ネガ…

●feel so blue.

最後まで走りつづけた。 一度も手を抜かなかった。 ついにひとつの与太も飛ばさなかった。 あんなひと、ほかに俺は知らない。 なにをいったらいいかわからない。 ほんとのことだと思えない。 心構えも覚悟もなにもできていない。 なにをいっても薄ら寒い。 …