2005-01-01から1年間の記事一覧

●遠藤賢司:嗚呼、遍歴の騎士が往く、静寂轟音の荒野

遠藤賢司 [2005/11/2(水) 京都磔磔] 31 年の歴史を持つ京都のライブハウス磔磔で、さらに5年上のキャリアを誇る、エンケンこと遠藤賢司のライブを観た。 1部は、ギターを手にひとりで歌うスタイルだが、いわゆる弾き語りを想像していると度肝を抜かれる…

読売新聞/音楽評007「浜田省吾」

[archive][music]●浜田省吾:growing up with R&R 浜田省吾 [2005/10/9(日) 大阪城ホール] 来年にはソロデビュー30年を迎える浜田省吾。 4年ぶりのツアーということもあり、スタンド席の天辺までぎっしりと待ちかねたファンで埋め尽くされている。 30代…

●ツール・ド・渡船場

南堀江までチャリで行って、時間が余ったので付近をブラブラ。 ふと西道頓堀川の先を見やると、思いのほか近くに、 (借金まみれの)大阪ドームが鎮座ましましているのが見えた。 で、ついフラフラと尻無川沿いを走り、大正区一周・渡船場めぐりのトリップへ…

●クラムボン:羽根のついた音が、夏に封印を。

クラムボン [2005/9/4(日) 大阪城音楽堂] 去年の夏の日比谷野音のステージを映像で見て以来、ずっと気になっていたクラムボンのライブに行くことができた。 あいにく天気は雨だったが、白っぽい合羽で埋まった客席は暖かい拍手で3人の登場を迎えた。 ベ…

●選挙ミーハーがゆく

先の日記では割合ヤクザなことを書いたような気がするけれども、テレビの開票特番を見るのはなによりの愉しみである。 こういう人は意外に多いと思うんだけども、左手に缶ビール、右手にリモコンでチャンネルを行きつ戻りつしながら、ぶつぶつ言っちゃあ呑む…

●なんだかな

「与党圧勝、自民党は絶対安定多数獲得」だそうである。 「甲か、さもなくば乙か」という二者択一の問いでは間に合わないような、曖昧なところで人間は普通生きているのだが、選挙というのは(当たり前だが)それを許さないわけである。 とりあえずの意思表…

●クジラノイズ

iTunes Music Store。 仕事柄の要請もあって、オープン日からチェックしてましたが、 曲をダウンロードしたのはおとついが初めて。 いやー、簡単。迅速。便利。 これは堪りません。 「ダウンロードミュージックが増えてもパッケージは残る!」 とか思ってた…

●虎と龍

ユニフォームを着たタイガーとドラゴンが雌雄を決する延長戦を戦っている最中、 そうですよ、あっちの方のT&Dは、DVD-BOXが出たんですよね。 チクショー、特典映像、見てえーっ。 しかしながら、THE ROOSTERSのDVD『REBIRTH』と、竹内浩三の全集でカード切っ…

●夏を送る 2005 with クラムボン

9/4(日)、雨模様のなか、大阪城野音へ。 クラムボンの野音である。 去年の夏の日比谷野音でのライブを、なにげなくつけてたスカパーの音楽チャンネルで見たのが、俺のクラムボン再発見の始まりです。 それがもう、凄かった。 たしか昼前くらいに起き出して…

●OTODAMA ’05 〜音泉魂

結局、またチャリで行ってしまった泉大津フェニックス。 大和川越えもすっかり馴染みのコース?サンボマスターのスタートにはギリギリ間に合わず、 駐輪場で一曲目の「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」を聞く。 去年の春の城野音では、やはり音量規制でやや苦戦…

●渋谷仕事

行きかけた夏が、 「ちょいと振り返ってみましてん、へへ」と笑てるような蒸し暑さ。 大阪だけかと思ったら東京も暑かった。 今日は二組のアーティストのインタビュー収録で東京日帰り。 渋谷のタワーレコードの店頭には、 サンボマスター大フィーチャーのス…

●夏がゆく

と思ったら、今日(正しくは昨日=9/1)はやけに蒸し暑い。 7月の最初の頃に撮った、商店街の洋品店のこのPOP、 「クールビズ」。 昨日、前を通ったらもう外されてたなあ。 なにげに左にあるフレーズ、 「カストムオーダー 爽やかに決める」てのがいいんだけ…

●FUJI ROCK FESTIVAL 2005:「都の話は聞かして下さいますな」〜ロックンロール“高野聖”譚

フジ・ロック・フェスティバル [2005/7/29(金)〜31(日) 新潟県・苗場スキー場] 日本でも増加するロックフェス。そのパイオニア的存在のフジ・ロック・フェスティバル(FRF)に行った。 今回が通算9回目、苗場での開催となってから7回目を数える。 …

●夏のぬけがら

8月も最後の一日。 ひと月前は、一日だけのFUJI ROCK参加目指して新幹線に乗り込んでいたかと思うとほんとにあっという間で。 LuckyRaccoonのBBSで一瞬話題になっていた、 マーシー(真島昌利)の「ゆく夏はぬけがら」湯呑み、 我が家では立派な現役です。 …

●ひとりツール・ド・泉大津 pt.2

さて、ということで、急ぎ8/28(日)の泉大津の話を。 というのも、ここのダイアリーは、まず書き込んだ当日の日記しか書けない(よね?) (裏技とかあるのかな。 ちなみに“はてなダイアリー”は、 過去の日付もさかのぼって記入できるですよ。 だから2005年…

●ひとりツール・ド・万博

土曜日(8/27)は吹田の万博へ、 きのうの日曜日(8/28)は泉大津の臨海エリアへ、 チャリンコかっとばして行ってきました。 長くなるので、分けて書きます。 万博へはウルフルズの野外ライブ「ヤッサ!」で行ったのでした。 後方のピクニックエリアからステ…

●ひとりツール・ド・泉大津 pt.2

さて、ということで、8/28(日)の泉大津の話。 連日の「ひとりツールド」開催となった泉大津遠征。 まずはデータを。 【往路】 ●距離:31.18キロ ●実走行時間:1時間33分(これは実際に自転車で走っていたタイム) ●所要時間:1時間56分 ●平均時速:20.0キ…

●もんもんもこもこの

夏なんである。 ごみごみしたビル街の遠景にのぞく入道雲がうつくしかったのである。 ●FUJI ROCKのことやら、 ●大人計画「キレイ!」の大豆男のことやら、 ●SUMMER SONICの(LIttle Barrieの)ことやら、 ●アナログフィッシュのすばらしいフルアルバムのこと…

●Shangri-La open

大阪・福島に新しくオープンしたライブハウス「Shangri-La」に行ってみた。 コロニアル風というのか、かなりシャレオツな外観。 内装は赤が主体で、ミラーボールとシャンデリアが目を引く。 キャパはミューズホールとトントンくらいな印象。 クラブユースも…

●吉井和哉:リアルファイトへのキックボード

吉井和哉 [2005/6/25(土) ZEPP OSAKA] ソロとなって初の大阪ライブだが、ヨシイ・ロヴィンソンにとってはツアー自体5年ぶり。 ライブハウス規模の会場となると、さらに久しぶりのことだ。 以前、在籍していたバンド、ザ・イエローモンキーは3年半の活…

●いやはや

気がつけば7月も3週間経過。 iPodシャッフルネタとか企画(らしきもの)を練ってた自分がなつかしい。 いろいろ立て込んで今月はワヤですわ。 ちょっと整理してみよう。 ●映画『リンダ リンダ リンダ』の特番制作(7/28 dead > 7/31 OA) ●普段の番組制作…

●2005年7月2日の iPodシャッフル

愛すべきmy i-podが提案してくれる、 ナイスシャッフル、おとぼけ選曲などなどを メモっていく不定期コーナー、 「我がiPodシャッフル」の時間がやってまいりました。 今日ご紹介するのは、昼間、出勤途中に聴いた五曲。 モードはシャッフルで。 通勤経路は…

●CRAZY KEN BAND:どこかで歌が呼んでいる

CRAZY KEN BAND [2005/5/27(金) なんばHatch] 家族連れとハンチング帽姿の男女が妙に目立つ会場で、クレイジーケンバンド(CKB)を見た。ドラマ主題歌の効果もあってか、より広い層の観客が集まったようだ。 序盤で初期の人気曲を立て続けに演奏。さらに…

●購買部〜ヘッドフォンチルドレン篇

さて、おとつい書いてた山下敦弘監督のことはまた改めるとして、今回は昨日(6/28)の買い物報告を。 一応、音楽・放送の仕事をしているにもかかわらず、音響面での生活環境はホントに大したもんじゃないのです。 普段、どうやって音楽を聴いてるかといえば…

●”too much memories.”

……というのは、増田俊郎の「横浜」に出てくる一節。 “YOKOHAMA... too much memories."というフレーズです。カッコええ。 で、今夜(6/27)は、大阪・梅田のバナナホールで、増田俊郎さんを観ました。 なぜ、「さん」づけなのかというと、かしこみかしこみ、…

●明るくなくてもいいですか

土曜日(6/25)、Zepp OsakaでYOSHII LOVINSONのライブを見る。 THE YELLOW MONKEY時代には縁がなく、ステージで歌うところを見るのは初めてだったが愉しめた。 特に照明は秀逸。アイデアとセンスにあふれたライティングで、(もちろん曲と相まってだけど)…

●雑誌二点

講談社が出しているムック本「ROCK in Golden Age」の第8号「1980年」を買う。ロック生誕半世紀に引っかけて、おっさんを標的に各社から出てるシリーズのなかでもこれは購読してる。 大鷹俊一氏と和久井光司氏という(ロック物書きの方々のなかでも信用でき…

●re-start

えー、blogニ度目の挑戦、とりあえず始めてみました。 前回、ちからが入りすぎてか、とても続かなかったので、まあこっちは、半私的備忘録みたいな感じで行ってみよか、と。 雑誌「funride」7月号を読む。 しまなみ海道へ一度は行きたいものだという思いを新…

●ZAZEN BOYS:美は酩酊にあり

ZAZEN BOYS [2005/5/10(火) 心斎橋クラブクアトロ] ニッポンのロックシーンの最前線で“切った貼った”を繰り広げているZAZEN BOYS。 宮藤官九郎の『真夜中の弥次さん喜多さん』を始め、映画音楽に起用される機会も増えているが、なによりライブ…

●ROSSO:危険な遊戯、再び

ROSSO [2005/3/11(金) ZEPP OSAKA] 新生ROSSOの初のツアーを見た。 元ミッシェル・ガン・エレファントのボーカル、チバユウスケと元ブランキー・ジェット・シティのベース照井利幸を中心に3年前に結成され、第二期といえる現在のメンバーは、これも伝説…