2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

●狂気は自分の中に育つ

ミドリ/eastern youth@梅田Shangri-La。 以下、敬称略。 強烈なツーバン。どちらが先攻なのかと思いつつステージをみてみると、鍵盤が出ていない。 そうか、と思っていると、まず田森篤哉、二宮友和両名、つづいて吉野寿。 eastern youthが現われた。 3人で…

●貧しき世界で生きるのだ

とある鳴り物入りのバンドのライブを見たのだけど、あまりのことに唖然。 少し期待していただけに、開いた口が開いたまま。キープ・オープン、ネヴァー・クローズド。 あまりにも内容がなさすぎる。貧しすぎる。 歌は何言ってんだかちっとも聴こえてこないし…

●地の星、天の柳

きのうは番組の仕込みに追われ、結局、局から一歩も出られなかった。 なので、中一日置いて、《MINAMI WHEEL 2007》の3日目、最終日に臨んだ雑感を。 ●佐藤タイジ(17:15〜@心斎橋クラブクアトロ) クアトロは満員。のちに入場規制もかかっていたとのこと。…

●W-ZERO3 impression #02

WILLCOM/SHARPのスマートフォンAdvanced [es] W-ZERO3導入始末記、その後。 Mac OSとの接続、同期を可能にするソフト(シェアウェア)を導入。 これでiCal、Macのアドレスブックとの同期ができるようになった。 スケジュール帖は紙の手帳でないとしっくり来…

●酔眼朦朧轟音残響

MINAMI WHEEL 2007@大阪ミナミ(東心斎橋〜心斎橋〜堀江)一帯。 その第1日目。明日の番組の準備もあり、観れたのは2組のアーティストだけ。 ●LEO今井(18:45〜@hillsパン工場) 独特の言語感覚をもった超秀才のソングライター&パフォーマーの関西初ライ…

●影と交わす言葉

浜田省吾@フェスティバルホール。 《ON THE ROAD 2006-2007 My First Love is Rock'n'Roll》 普段より少し早い。夕方6時半のスタート。 もちろんそれだけ長い時間に及ぶステージだからなんだろうなということは予想がつく。 果たして内容は……なのだが、送り…

●会話のマジック

レイティング終了ということで、職場の白色蛍光灯のもとで健康的に軽く打ち上げ……のはずが、解散は朝7時。 どろろろと眠り、ぐるるると起き、午後には再び職場へ。 「髭(HiGE)/須藤寿氏」インタビューの台本の準備をする。 夕方から収録開始。 先日の松尾ス…

●一勝一敗

ほとんどテレビを(特に地上波の民放は)見ないので、たまに見る機会があるとCMとか凝視してしまう。 なるほど、斉藤和義が出てるというCMはこれか、とかいろいろ発見がある。 今クールは、TBS磯山&長瀬智也コンビの『歌姫』を見るつもり。 先週の初回を見…

●携帯エレジー

ケータイ変更。 先週から予感のあったとおり、まんまとハマり、WILLCOM/SHARPのスマートフォンAdvanced [es] W-ZERO3に。 これがなかなか。 スマートフォンとは、やはりスマートフォンだけあって、ただのphoneとは違うのであった。 なにしろ電話がかけにくい…

●D町のDD

家の近所のドラッグストア。 上の子を保育園に送った帰りに寄った。 乳児用の粉ミルクを探しに行ったのだが、これが見当たらない。 白衣を着た女の店員さんに訊ねてみたら、奥にすたすたと歩いていく。 カーテンで仕切られた向こう側の、物置みたいなスペー…

●花も実もある作り事 again

『歌姫』第七回。 太郎(長瀬智也)の過去を知る女、美和子(小池栄子)の登場で急転回を見せるストーリー……というのがこのところの見どころ。 ではあるのだけれど、それとはまた違って、感心したのはやはり方言の生かし方。 土佐言葉が飛び交うなか、東京か…

●霜降り並みに濃厚な

仕事的には充実の一日。 レイティング週(聴取率調査週間)ということで、番組もなかなかの特別仕様。 以前は文字どおり半ばお祭り騒ぎ的なノリで派手な内容を競うような面もあったが、年に4回実施されるようになったこともあり、現在はレギュラーの構成をベ…

●ムラカミシーズンの到来

村上春樹のエッセイ(本人の言によれば「メモワール=個人史」)『走ることについて語るときに僕の語ること』が出ていた。 さらに内田樹の評論『村上春樹にご用心』も。 ノーベル賞発表のシーズンに合わせて刊行時期が決められているのだろうか。 とはいえ、…

●漂うならこんな音と

麗蘭……麗と蘭《2007年冬季限定 アコースティカルライブ「1+1」》@梅田Shangri-La。 仲井戸麗市と土屋公平、このふたりだけでツアーを回るのは初めてのことだそうだ。 アコースティックセット中心ということで、会場も椅子席になっている。 次々と(ほとん…

●酒場の効用

近所に、朝6時までやってるカウンターバーがある。 何度か行ったことはあるけれど、少なくともここ2年は足を踏み入れたことはなかった。 もとより私は、店と馴染みになるということがどうも出来にくい。 ヘンな風に気を廻して疲れてしまう、そういうタチなの…

●ミルクパック一考

1リットルの牛乳パック、あの上の部分がずいぶん開けやすくなっているなと、朝、ふいに思ったのである。 昔、まあ30年ばかり前、私が小学生だった頃、学校の給食で飲んでいた牛乳は瓶だった。 そういえば瓶の牛乳のフタを集めてたこともあったな。 机の上に…

●携帯無宿

携帯の調子が悪い。充電がもたない。 通話を数本とちょっと長文の(といっても50字程度の)メールを打とうとすると途端に「充電が必要です」となる。 家にいる時間が短いので、必然的に充電してる時間が足りてない。 そういうこともあるだろうが、それにして…

●突然に始まる歌がある

寺尾紗穂@南堀江knave。 “le piano appeal”というピアニスト、ピアノ弾き語りシンガーばかりを集めたイベントで、シリーズの10回目のようだ。 5組の出演者のうちのひとりで、夜9時から35分間ほどのステージだった。 演奏された曲をうろ覚えで記しておくと………

●いやはや、でかした

インタビュー取材の代理で、後輩のディレクターに東京へ行ったもらった。 活き活きした話を首尾よく録ることができたとの報告をメールでもらったので、「それはでかした!」と返信した。 そこでふと気になった。 「でかした」って、なんだ? 自分で打っとい…

●雨具と過ごす人生

先々週、京都音博で雨に降られたのが痛手になっているのか、あれからほぼ毎日合羽を持ち歩いている。 モンベルのサイクリング用の、かなりしっかりしたやつ。 あれだけの豪雨を浴びるのはひさしぶりだったので、それはそれで半ば愉快だった。 しかしなにせ日…

●この児よう泣く

午前5時に9ヶ月になる娘が夜泣きしたとき、男親ができることはーー。 母乳という山嵐(決め技ってことです)を持たない身としては、かき抱いて、ただただ根気よくゆらゆら揺れているほかない。 こちらの武器は、うろ覚えの「竹田の子守唄」ただひとつ。 千に…

●やむにやまれず駆け出してゆく

YUKI@大阪城ホール。2DAYSの2日目。 武道館公演も来月に控えているので演出面のネタバレにはならぬよう、簡潔に感想を。 開場時に気づいたのは、男の子の客がそこそこ散見されるということ。それも男ふたり連れとかだったりする。 2年前の《JOY TOUR》のと…

●俳句とは?

今朝の朝日新聞の土曜版(赤い字でbeと書いてる方)に、「夏目漱石と寺田寅彦」の話が載っていた。 熊本の旧制五高で教えていた漱石の自宅に、生徒だった寺田寅彦が訪ねたときの話。 「俳句とは一体どんなものですか?」 漱石は、ごまかさず照れもせず、まじ…

●ヴォリュームあげるだろうか ラジオの

昨日は凄い一日だった。 フェスティバルホールから取って返すと、局にはもう仲井戸麗市氏が到着していた。 夜10時からの番組のピンチヒッターとして、2時間DJをぶちかましてくれるのだ。 音楽生活37年のキャリアのなかでも、ラジオの生番組の進行をひとりで…

●ひとりで生まれてきたのだけれど

中島みゆきツアー2007@フェスティバルホール。 6日間あるフェス公演の初日。 開演前に用を足しに行って驚いた。 女子便所より、男子便所のほうに長い列ができている。 普通のコンサートではまずあり得ない光景。 男客の多さ、それもトイレが近い方々が多い…

●悼、その後

松尾スズキさんがHONZIのことについて書いてくれている。 http://matsuo-chan.at.webry.info/200710/article_1.html 「くれている」などと、俺が勝手に代理のような口を利くのは明らかに間違っているし、そんな資格はない。 けれども、ついそんな気分になっ…

●箸を持ち歩くその前に

『割り箸はもったいない? ーー食卓からみた森林問題』田中淳夫(たなか・あつお)[ちくま新書]を読んだ。 私がこの本を手に取ったのは、ブームともいえる「マイ箸」推進の潮流に軽く疑問を感じたから。 現に、この新書の表紙にある、帯にあたる惹句にはこ…

●21世紀の狼少年狼少女

昨日、というか正確にいうと9月30日の夕方、出がけに家人からあるメールを見せられた。 橋本や南大沢(神奈川、川崎のあたり?)の量販店のトイレで、幼児を狙った酷い犯罪が頻発している、という趣旨のものだった。 一読しておかしいと感じた。家人も「厭な…