2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

●本当も嘘もテキーラでカクテル

山田太一脚本の新作ドラマをテレビ東京系でやっていた。 放映は3日前、5/28(水)の夜。 タイトルがいい。 「本当と嘘とテキーラ」。 こういう、謎を孕んだ含みのあるタイトルが最近のドラマには少なくなったなと思う。 (みんなハリウッド映画みたいに直截…

●狂騒曲とおじさん

ヨン様が2年ぶりの来日、それも直に来阪とかで関西空港には3000人からのおばさまが集まったとか。 この話題には、若い女性の方々は、とかく眉をひそめがちのご様子。 殺到するおばさまたちの姿に、おそらく同じ女性として、キッツいものを感じるのだろう。 …

●崩れ落ちた後に

録り置いていたドラマを2本。 まずWOWOWドラマ『PANDORA』の最終回。 精神的に崩壊する主人公の前後ーー張り詰めたテンションと、一転、抜け殻のように穏やかになった姿ーーを演じられるのは、三上博史ならでは。 医療ドラマや近未来SF風味といったものは後…

●気分選び三昧

タワーレコードNU茶屋町店へ。 Spiritualizedの新作と、メルボルンのエレクトロレイヴトリオCUT/COPYと、Einstürzende Neubautenの1stを買う。 すっかり頭はニューウェイヴィー&脱構築。

●100年もたない建物に住む

ビデオで、何周遅れかの『おせん』を観る。 蒼井優、しっかりはまり役になってる感じ。 「〜でやんす」という語尾は、『ぜんまいざむらい』に出てくる「なめざえもん」に似ている。 もたいまさこさんが女大工を演じてる。 こんなに多くのセリフを闊達に喋る…

●ラッキーな夜

ラッキーラクーンナイト2@ZEPP OSAKA。 各出演者がしのぎを削って、見応えありまくり。 オープニングアクトのヨースケ@HOMEから数えると4時間半になんなんとするイベントだが、時間を感じさせない。 音楽的なバリエーションに富んでいるからだろう。 ひさ…

●張りと緩みの一日

今日は昼の番組に、清志郎さんが生出演。 お迎えする前は、どういうものか、やっぱり尋常でなく緊張してしまう。 喉が渇いてカラカラである。 しゃべろうとすると、上顎の裏に舌が貼り付いて離れない。 とはいえ時間というものはやってきて、やがては去って…

●自由な筆でだらしないままに

藤井裕ソロアルバム『フジーユー』発売記念ライブの大阪篇@アメリカ村BIG CAT。 出演は、もちろん藤井裕本人に加えて、ゲストが凄まじい。 有山じゅんじ/石田長生/Char/厚見玲衣/林敏明/正木五郎/忌野清志郎。 高校の頃、The Voice & Rhythmにヤラれ…

●TRYした方々

web上でなにかと話題のUNIQLOのブラトップ・サイト。 バックで流れてる音楽を担当してるのがCorneliusだったりして、それで俺も探してみたんだけども。 http://www.uniqlo.com/try/ いやはや。なんかちょっとスゴい。 Corneliusの音はいい。らしくて洗練され…

●あんたの要るもんあの子が持ってる

ミドリ@十三ファンダンゴ。 初ワンマンライブ。 ミドリのことは書き始めると止め処がなくなる気がするので、今日のところは簡潔に記す。 新メンバー、ベースの岩見のとっつぁんの正式加入もあってか、サウンドはもう盤石な印象。 小銭氏のドラムとあわせて…

●夢か現か、御影堂

きのうのこと。 夕方、某イベンターさんの事務所にお邪魔したあと、6時30分、阪急梅田発の快速急行で京都へ向かう。 河原町の駅から四条通りを東へ。 八坂神社の正面を左に迂回、夕闇につつまれた円山公園を抜け、浄土宗総本山知恩院へ急ぐ。 三門の脇を通っ…

●Crazy World

『週刊真木よう子』第8話「恋泥棒ヨーコ」。 掟ポルシェ、宮崎吐夢、浜野謙太、怪演。 真木よう子は言わずもがな(今回はキュート路線)。 サリバン先生ネタ、かなりスレスレ。 レノンとヨーコのベッドインネタ(「こぶ平に戻せ!」)。 バカバカしすぎて笑…

●著作権は槍なのか鎧なのか

アスキー新書から出ている『著作権という魔物』岩戸佐智夫・著を読んだ。 帯にはこうある。 現行の「著作権」は日本を滅ぼす バックにあしらわれているのは、ある記者会見の壇上に並んだ人々の姿。 YouTubeとパートナーシップを結ぶことを発表するために集ま…

●"Fever Pict"

私の写真生活は、このところ、レンジファインダー2台とコンパクトデジタル機1台を中心にまわっていたのだけれど、思うところあって、デジタル一眼レフを買うことにした。 レンジファインダー主体だったこの数年で学んだのは、フットワークの軽さがいかに大事…

●本とロックと人生と

「本の雑誌」といえば、私の世代にとっては「広告批評」「噂の眞相」と並ぶA5判のカルチャー誌(since '70s)の代表格。 創刊したひとの顔が見える雑誌で(それぞれ順に挙げると、椎名誠氏、天野祐吉氏、岡留安則氏)、いずれも販路を独自に開拓してきたイン…

●Helpless World 2

『週刊真木よう子』第7話「立川ドライブ」。 正名僕蔵、好演。 真木よう子は言わずもがな。 キャバクラのホステス洋子と、彼女に入れ上げた警官まっちゃんの方向ちがいの思慕。 昔のATGにあったような、もしくは大友克洋が短編で描いてたような、要は70年代…

●Helpless World

新井英樹の『キーチ!!』の続編が単行本になっていた。 タイトルは『キーチVS』と改められ、少年だった染谷輝一は20歳になっている。 小泉政権から始まった構造改革路線のもと、ニッポンに表出してきたあらゆる軋みをぶちこんだような内容。 プロローグの、老…

●『風はびゅうびゅう』礼賛

「お腹の中に牛二頭、もうぎゅうぎゅう」というのは故・広川太一郎氏の名言(名台詞、名駄洒落?)であるが、寺尾紗穂のニューアルバム『風はびゅうびゅう』がとてもいい。 まちがいなく、ここひと月でいちばんよく聴いている盤。 突然に始まる歌とともに、…

●おせん泣かすな

日テレ系の『おせん』。 蒼井優見たさに観始めたものの、1,2回と、狂言回し的セーネンのあまりの“安さ”に、かなり萎え気味だったのは事実。 だいたいサブタイトルからしてこれだもの。 第壱話「食は人を信じる心……対決! 天然若女将VS電子レンジの女王」 第…

●CORNELIUS:シンクロ語りのフォークロア

THE CORNELIUS GROUP "Ultimate Sensuous Synchronized Show" [2008/4/12(土)グランキューブ大阪] 小山田圭吾がソロになり、“コーネリアス”と名乗るようになって15年。 独自のスタンスで音楽表現の可能性を広げてきた彼が、4人編成のバンド名義で臨むの…

●20000のコミュニティ

または、 Where have 20 thousands the communities gone? と始めてみる。 ゴールデンウィークの最中、堺の浜寺公園に行った。 もともとが大阪北部の、阪急沿線育ち(といってもガラのいいところでは全然ないが)の私には、堺・泉南方面というのは心理的にか…

●ダラクの底に顔はないけどいいじゃないか

未明に床に就き、3時間ばかり惰眠。 のち、朝から万博記念公園目指して自転車にて出動。 しかし、最近の走り込み不足と、去年の夏から体重が3キロばかり増加していたのを甘くみていた。 神崎川を超えるあたりで、もういきなり腰が痛い。 後輪の荷台にくくり…

●Natural Case of Insanity

ずっと気になっていたバンドのライブをようやく観ることができた。 QOMOLANGMA TOMATO@アメリカ村PIPE69。 リアルに狂気を孕んでる。 別の言い方をするなら、無理なく、くるってる。 嘘や誇張や、偽善も偽悪もない。 お化けにゃ学校も試験もなんにもない。 …

●続いてゆくのは

ひさしぶりの更新になる。 4/10以来だから3週間空いた。 そのあいだに更新してる日は、後日になってからの後づけアップなので、リアルタイムでは丸々3週間ぶりなのである。 それだけでも、ずいぶんぶりな気がする(「ずいぶんぶり」って「のいずんずり」に語…