2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

●底無しの井戸みたいな悪意の存在

どうにも収拾のしようのない気分がつづいている。 それをうまく言い表すことなど到底できない(だから収拾がつかないといえる)のだが、重たい気分が身体の底のほうに漂っている。 秋葉原で起きた無差別殺人のことだ。 メディアでは報道がつづいている。 容…

●2008/06/21 午後/薄曇

夏至なれど。

●2008/06/20 午後/曇天

●満月の夕も夜も明け方も

SOUL FLOWER UNION@心斎橋クラブクアトロ。 新聞のライブ取材。 今回は写真撮影も兼任。 外様の取材者としては、ステージに近寄るのは容易ではない。 単焦点の望遠レンズをとっかえひっかえして撮る。 スポーツ写真に近い感覚か。 作品になるようなものはひ…

●世界の風景が飛びすさぶような

そういうライブだった。 ジン@心斎橋クラブクアトロ。 スタジオライブを収録したこともあったが、ワンマンを観るのは初めて。 盤石のプレイ。 もともと演奏は巧いひとたちだが、お上手というのとはちょっとちがう。 音作りのセンスがいい。 そういう感じが…

●画三昧

本屋でたまたま見かけたときは表紙絵にやられつつも一旦スルー。 朝日新聞の書評で見たときもまだ看過していた。 ……のだが、大根仁さんのブログ(http://blog.livedoor.jp/hitoshione/archives/50688102.html)を見て俄然気になりだし、結局買いに走った、鶴…

●ネタと消費の関係性

「ラジオが伝えることについて」 ーーーー様 貴重なご意見をご丁寧にお書きくださり、ありがとうございます。 おっしゃられているお気持ちについて、僭越ながら、しばし熟考いたしました。 理解できる部分や反省すべき部分が多々あることを感じます。 同時に…

●忸怩たる思いの効用

先日来、我が狭量なる頭にこびりついて離れない映画『歩いても 歩いても』。 私は傑作だと思うが、別の意見を聞いたのでちょっと考えてみた。 別の意見とは、いわく煎じ詰めれば「普段なにもしないでいて、あとになってから悔やんだりして、『間に合わなかっ…

●エディターシップと朝帰り

きのうから今日にかけては編集地獄。 ADに2本まかせたが、ロングインタビュー1本とコメント2本が私の担当。 レイティングならではの盛りだくさん仕様のなせるわざ。 PCでのデスクトップ編集が可能になって、できることが広がった分、ここまでで止めるという…

●2008/06/13 午前/快晴

梅雨の合間、ということらしい。

●2008/06/12 午後/快晴

電線と青い空。 くだんの電気倶楽部の天辺。

●ジャージとロケンローと軽井沢

映画『ジャージの二人』を観る。 堺雅人と鮎川誠のふたり演じる親子が、北軽井沢の山荘で過ごすなにもしない二夏が描かれている。 鮎川さんは、言わずとしれた、SHEENA & THE ROKKETSの鮎川さんである。 おふたりのコメント収録という仕事があって、その備え…

●2008/06/10 早朝/晴天

●届かなくても当たり前。それがなにか?

夜は木村カエラ@大阪フェスティバルホール 2DAYSの初日。 歌詞が飛んだか、キッカケを忘れたか、段取りを間違う場面などありつつも、相変わらず堂々としたステージ運び。 照明はオープニングからかっ飛ばしていい感じ。 新作『+1』の曲をばりばりやってくれ…

●流れる涙、とどける涙

昼の番組のゲストはトータス松本氏。 生でスタジオライブを披露していただく。 照れ性の彼らしく、リハーサル(生放送をやっているさなか、裏の回線を使ってサウンドチェックをするのだ)では、あまりしっかりとは歌わない。 スタッフのかたがたも「ま、こん…

●2008/06/09 午後/曇天

泣き出す直前みたいな空。 や、実際降ってたか、すでに。

●2008/06/09 午後/曇り

出来てからもう20年くらいは経つ、人造タウンOBP。 街路樹の背がずいぶん高くなっていた。 これなら夏の日差しもかなり遮ってくれるのだろう。 都会のオアシス?(死語だけど) 樹のあいだから零れる光がいい感じだったので。

●「だるいカンジ」と「もっと速いスピード」

局にて、YO-KING氏のコメント収録。 真心ブラザースのライブ盤『LOVE ME LIVE 〜MB’s Best Live 06-07〜』のリリースに伴ってのキャンペーン。 このライブ盤、オープニング曲は「スピード」である。 オリジナルは1995年にリリースされたアルバム『KING OF RO…

●「誰も知らない」を知る

日曜の深夜未明、映画『誰も知らない』を観る。 ずっと以前にビデオに録っていたのだが、なぜだか手が出ず、そのままにしていた。 私は、もともと是枝監督の作品には腰が引けるところがあったのだ。 それが先日観た『歩いても 歩いても』でかなり払拭された…

●日比谷に怪生物?

なんとなく『秘密指令10・4・10・10』を思い出す。

●2008/06/06 午後/快晴

渋谷の空。

●2008/06/06 午前/快晴

初夏の朝の空。

●東京を感じる本

衝突本その2。 渋谷のPARCOの地下にあるリブロ渋谷店。 写真集売り場が充実していて、渋谷に来るたび立ち寄るところ。 そこで、仲俣暁生氏が始めた「路字」が選んだブックフェアが行われている。 http://f.hatena.ne.jp/slideshow/solar/rss#/solar/20080602…

●裸の言葉

東京出張。 行きしなの新大阪で、いつものように、駅のコンコース2階にある書店へ。 文庫の棚で、村上春樹の『遠い太鼓』の隣に平積みになっていた本が妙に気になった。 おとついのNHK「クローズアップ現代」でやっていた「ランキング依存が止まらない〜出版…

●メートル上げてもインチは下がらず

東急ハンズの工具売り場によく行く。 2,3年前は、ここで自転車用の工具をぼちぼちと物色していた。 ドライバーやヘキサゴンの類いはひとしきり揃ったのだが、それでも工具というのはキケンなもので、道具のくせしてそれが目的化することがままある。 いまも…

●空と田園が広くて

『週刊真木よう子』#10「ひなかの金魚」。 SLY MONGOOSEの音楽と、広角で捉えた映像が、さびしくて良い。 土佐弁(?)で切る啖呵も恰好よい、少女マンガ家よう子の自立しようとする意志がやや切ない。 対する男の情けない感じと、三多摩地区とおぼしき空の…

●「おやすみプンプン」第3巻

そこらじゅうの本屋で平積みになってる。 中学篇に入ったがプンプンは相変わらず。 周りの友人たちのほうが変化を余儀なくされていて、それがなんだか痛ましい。 後半は叔父・雄一のエピソードに傾斜。 『ノルウェイの森』のレイコさんの話みたいになってい…

●「凛として時雨」が訊ねること

BIG CATでライブを観る。 客が着ているTシャツに書かれた文字。 Are you Sadistic? 客が首に掛けているタオルに書かれた文字。 Shall we Tornado? 「サドっ気ある?」とか「竜巻してもよろしいか?」とか、そんなこといきなり訊かれても……ってな言葉が並んで…

●空を撮る

なぜだか無性に空を撮りたいような気分になったので撮る。 写真好き、カメラ好き(加えていうなら啄木好き)ながら、これまであまり空に関心を払ったことがなかった。 それにしてもまた、なんでよりによってこんな曇天の日に。 よくわからないが、ともかく荒…

●歩いても歩いても、辿り着かない間に合わない

是枝裕和監督の新作『歩いても 歩いても』を試写観。 傑作。 静かに激しく、深いところを揺さぶられた。 向田邦子ワールドを思わせる、いまの日本のテレビ界からは消え失せてしまった上質な「家庭劇」を観た気がする。 話としては小津の「東京物語」的な普遍…