2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧
どうにも収拾のしようのない気分がつづいている。 それをうまく言い表すことなど到底できない(だから収拾がつかないといえる)のだが、重たい気分が身体の底のほうに漂っている。 秋葉原で起きた無差別殺人のことだ。 メディアでは報道がつづいている。 容…
夏至なれど。
SOUL FLOWER UNION@心斎橋クラブクアトロ。 新聞のライブ取材。 今回は写真撮影も兼任。 外様の取材者としては、ステージに近寄るのは容易ではない。 単焦点の望遠レンズをとっかえひっかえして撮る。 スポーツ写真に近い感覚か。 作品になるようなものはひ…
そういうライブだった。 ジン@心斎橋クラブクアトロ。 スタジオライブを収録したこともあったが、ワンマンを観るのは初めて。 盤石のプレイ。 もともと演奏は巧いひとたちだが、お上手というのとはちょっとちがう。 音作りのセンスがいい。 そういう感じが…
本屋でたまたま見かけたときは表紙絵にやられつつも一旦スルー。 朝日新聞の書評で見たときもまだ看過していた。 ……のだが、大根仁さんのブログ(http://blog.livedoor.jp/hitoshione/archives/50688102.html)を見て俄然気になりだし、結局買いに走った、鶴…
「ラジオが伝えることについて」 ーーーー様 貴重なご意見をご丁寧にお書きくださり、ありがとうございます。 おっしゃられているお気持ちについて、僭越ながら、しばし熟考いたしました。 理解できる部分や反省すべき部分が多々あることを感じます。 同時に…
先日来、我が狭量なる頭にこびりついて離れない映画『歩いても 歩いても』。 私は傑作だと思うが、別の意見を聞いたのでちょっと考えてみた。 別の意見とは、いわく煎じ詰めれば「普段なにもしないでいて、あとになってから悔やんだりして、『間に合わなかっ…
きのうから今日にかけては編集地獄。 ADに2本まかせたが、ロングインタビュー1本とコメント2本が私の担当。 レイティングならではの盛りだくさん仕様のなせるわざ。 PCでのデスクトップ編集が可能になって、できることが広がった分、ここまでで止めるという…
梅雨の合間、ということらしい。
電線と青い空。 くだんの電気倶楽部の天辺。
映画『ジャージの二人』を観る。 堺雅人と鮎川誠のふたり演じる親子が、北軽井沢の山荘で過ごすなにもしない二夏が描かれている。 鮎川さんは、言わずとしれた、SHEENA & THE ROKKETSの鮎川さんである。 おふたりのコメント収録という仕事があって、その備え…
夜は木村カエラ@大阪フェスティバルホール 2DAYSの初日。 歌詞が飛んだか、キッカケを忘れたか、段取りを間違う場面などありつつも、相変わらず堂々としたステージ運び。 照明はオープニングからかっ飛ばしていい感じ。 新作『+1』の曲をばりばりやってくれ…
昼の番組のゲストはトータス松本氏。 生でスタジオライブを披露していただく。 照れ性の彼らしく、リハーサル(生放送をやっているさなか、裏の回線を使ってサウンドチェックをするのだ)では、あまりしっかりとは歌わない。 スタッフのかたがたも「ま、こん…
泣き出す直前みたいな空。 や、実際降ってたか、すでに。
出来てからもう20年くらいは経つ、人造タウンOBP。 街路樹の背がずいぶん高くなっていた。 これなら夏の日差しもかなり遮ってくれるのだろう。 都会のオアシス?(死語だけど) 樹のあいだから零れる光がいい感じだったので。
局にて、YO-KING氏のコメント収録。 真心ブラザースのライブ盤『LOVE ME LIVE 〜MB’s Best Live 06-07〜』のリリースに伴ってのキャンペーン。 このライブ盤、オープニング曲は「スピード」である。 オリジナルは1995年にリリースされたアルバム『KING OF RO…
日曜の深夜未明、映画『誰も知らない』を観る。 ずっと以前にビデオに録っていたのだが、なぜだか手が出ず、そのままにしていた。 私は、もともと是枝監督の作品には腰が引けるところがあったのだ。 それが先日観た『歩いても 歩いても』でかなり払拭された…
なんとなく『秘密指令10・4・10・10』を思い出す。
渋谷の空。
初夏の朝の空。
衝突本その2。 渋谷のPARCOの地下にあるリブロ渋谷店。 写真集売り場が充実していて、渋谷に来るたび立ち寄るところ。 そこで、仲俣暁生氏が始めた「路字」が選んだブックフェアが行われている。 http://f.hatena.ne.jp/slideshow/solar/rss#/solar/20080602…
東京出張。 行きしなの新大阪で、いつものように、駅のコンコース2階にある書店へ。 文庫の棚で、村上春樹の『遠い太鼓』の隣に平積みになっていた本が妙に気になった。 おとついのNHK「クローズアップ現代」でやっていた「ランキング依存が止まらない〜出版…
東急ハンズの工具売り場によく行く。 2,3年前は、ここで自転車用の工具をぼちぼちと物色していた。 ドライバーやヘキサゴンの類いはひとしきり揃ったのだが、それでも工具というのはキケンなもので、道具のくせしてそれが目的化することがままある。 いまも…
『週刊真木よう子』#10「ひなかの金魚」。 SLY MONGOOSEの音楽と、広角で捉えた映像が、さびしくて良い。 土佐弁(?)で切る啖呵も恰好よい、少女マンガ家よう子の自立しようとする意志がやや切ない。 対する男の情けない感じと、三多摩地区とおぼしき空の…
そこらじゅうの本屋で平積みになってる。 中学篇に入ったがプンプンは相変わらず。 周りの友人たちのほうが変化を余儀なくされていて、それがなんだか痛ましい。 後半は叔父・雄一のエピソードに傾斜。 『ノルウェイの森』のレイコさんの話みたいになってい…
BIG CATでライブを観る。 客が着ているTシャツに書かれた文字。 Are you Sadistic? 客が首に掛けているタオルに書かれた文字。 Shall we Tornado? 「サドっ気ある?」とか「竜巻してもよろしいか?」とか、そんなこといきなり訊かれても……ってな言葉が並んで…
なぜだか無性に空を撮りたいような気分になったので撮る。 写真好き、カメラ好き(加えていうなら啄木好き)ながら、これまであまり空に関心を払ったことがなかった。 それにしてもまた、なんでよりによってこんな曇天の日に。 よくわからないが、ともかく荒…
是枝裕和監督の新作『歩いても 歩いても』を試写観。 傑作。 静かに激しく、深いところを揺さぶられた。 向田邦子ワールドを思わせる、いまの日本のテレビ界からは消え失せてしまった上質な「家庭劇」を観た気がする。 話としては小津の「東京物語」的な普遍…