●サンボマスター/bloodthirsty butchers/MO'SOME TONEBENDER/tofubeats


◆朝走り。5キロ。なんちゃってビルドアップ走。
今月のハーフ、来月のフルにはどう考えたって手遅れなのだが、それでもあんまり無様なことになるのも悲しいので。
ちゃんと走る時間を組み込んだ生活をしないといかんわけだが、日頃がキワキワなだけに、普通に忙しくなるだけで、もう時間が足りなくなる。


◆新譜というものと、少し離れた番組を担当するようになって1年半。
リリース状況に疎くなって久しいが、いくつかまとめて聴いたものが――昨日触れた岡村靖幸の「ビバナミダ」を筆頭に――どれも素晴らしかった。


◆『終わらないミラクルの予感アルバム』サンボマスター
ギター、ベース、ドラムス、各楽器の音の粒立ち具合が際立ってる印象はここ数作変わらぬままに、打ち込みの使用など新しい試みも随所に。
あと、山口隆の書く歌詞がちょっとまた突き抜けた気がする。
力強さが半端ない。3.11以後の世界の負債を、本気で背負ってく覚悟を感じる。


◆『youth(青春)』bloodthirsty butchers
凄いアルバムが出来ていたらしいという噂は聞いていたが、ほんとにとんでもない傑作の予感アルバム。
抜粋された3曲「デストロイヤー」「ディストーション」「youth パラレルなユニゾン」を聴いただけだが、どれも切迫感に満ちた、でも乱暴にぶちまけるのとは違って、きちんと届けようとする意志の通った名曲ばかり。
ディストーション」やばい。ラストのリフレインやばい。泣くな、俺。まだ泣くな。


◆『Baseball Bat Tenderness』MO'SOME TONEBENDER。
アルバムタイトルがまずカッコいい。
これは収録曲のひとつ「マッドネス」の歌詞のなかに登場する言葉なんだが、実に言い得て妙。
野球バットの優しさ。バットをぶん回してぶち壊す、そういう種類の愛情。
この8,9年、歌ものと爆裂する音像との両極で揺れ動いてた感のあるモーサム
そのどちらも良かったし、俺は好きだけれど、ここにきて各人の課外活動(特に百々氏のソロ)が効果をもたらしたか、単純に吹っ切れたか。
ついに絶妙のバランスで両極を制したアルバムが完成したということではないか。
モーサム、最強打者伝説。


◆EP「Don't Stop The Music」tofubeats
以前から、自主的にエディットした「ミーハー」をアップロードするほどファンだったという森高千里を迎えたタイトル曲。
の子(神聖かまってちゃん)をフィーチャーした「おしえて検索」(森田健作に教えを請うというわけではない)。
そして、桜田淳子のカバー(!)「神戸で逢えたら」の3曲入りEP。
森高のアーティフィシャルなボーカルはtofubeatsとベストマッチするよね、そりゃ。
個人的には「神戸で逢えたら」の歌いっぷりに拍手。
これはナイスカバー。ヤミツキになるね。