●ガーデニア・ジャスミノイデス


アタマがやや停止状態。入力過多というか、やることが多すぎて、一定量以上は右から左へ溢れていってしまってる感じ。
いかんいかん。


そんななか、原田知世さんが来局。コメントを頂戴する。
ちなみに今日が誕生日であられる。
いくつになっても、さびないひとがここにも。
(増子さん@怒髪天とは、いささか趣きを異にされるけれども)


今日リリースのニューアルバム『MUSIC & ME』は珠玉の逸品。
かぐわしい音の香りがほのかに匂いたつとでもいおうか。
どこか鼻の奥のあたりにキュッとくるアルバムなのだ。


M-3「君と僕」から、M-4のバカラックナンバー「Are You There?」へ向かうときの、フィルムでいうならモノクロのTRI-Xが、絵画調のこってりしたトーンを出してくれるコダクロームに変わるような音像の変化。
M-10「ノスタルジア」のキリリとした叙情が、M-11「くちなしの丘」で意志を強め、暖かさを獲得する瞬間。
そして最後は、あの曲のセルフカバー。シンプルな一本のギターによるボッサ・アレンジに生まれ変わっている。
これぞジャポネス・サウダージ
くちなしのジャスミンに似た香りから、ラベンダーの香りに移ろって?
切なすぎるぜ、深町。


それにしても「くちなしの丘」は、いい。
キセルの辻村(兄)豪文氏の手になる曲。
するめ的に、聴くほどにシビれ度が増大する。
手始めに、アルバムの初回盤についてるDVDで、この曲の2種類のPVを観られたし。
このPV、どちらもシンプルな造りながら、目が離せずについ最後まで観てしまう。
PV2篇を通過した頃には、この曲が頭からも離れなくなっていること請け合い。






music & me