●桜の花の満開の下から遠く離れて

garak2008-04-03



昼間は番組中継の受け。
桜の花見客でにぎわう、吹田の万博公園の会場からの生中継。


天候、桜の開き具合、ともに良好。
ここ数年でもっとも多くの観覧者にも恵まれ、番組もスムースに進行。
現地で演奏してくれた4組のアーティストのライブも、トラブル等なく、終始良い雰囲気だった。


思えば、去年は暗い曇天の下でのリハーサルからスタートしたのだった。
そうして3時間の生番組のあいだに、
晴れ間がのぞき、再び荒天となり、
小規模な嵐に襲われ(ステージ上の雨よけのテントが吹き飛ばされそうになったとか)、
また再び雲が割れ、レンブラント光線のような光が差し込んでくるなか、最後のバンドが演奏をしてくれた。
(一部誇張があるかも。なにせずっとスタジオで音声を受けている側なので)


しかしまあ、得てしてそういうときのほうが深く印象に刻まれたりはする。
少しのマイナスが、結果的にはプラスに振れることってあるので。
昔、山田太一さんが「雨の運動会」と題したエッセイで、それに近いことを書いてらした。
ちょっとそんなことを思いつつ。
(もちろん現場を預かるひとりとしては、滞りなくモノゴトが進んでくれることを最大の優先事項とする気持ちに変わりはないのだけれど)


スタジオチームは、スタッフの淹れてくれた桜茶でひと息。