●流れる涙、とどける涙


昼の番組のゲストはトータス松本氏。
生でスタジオライブを披露していただく。
照れ性の彼らしく、リハーサル(生放送をやっているさなか、裏の回線を使ってサウンドチェックをするのだ)では、あまりしっかりとは歌わない。
スタッフのかたがたも「ま、こんな感じでいいんじゃないでしょか」みたいな感じ(後から思えば、さすがそのあたりを心得ての対応だった模様)。


ところがこれが本番になると、すさまじい声量と説得力あふれる歌がほとばしるのだった。
ま、当たり前か。
大阪城ホールで「サムライソウル」を、打ち合わせにないギター一本の弾き語りでいきなり歌い出し、1万を超える観衆をひと呑みにしたときを髣髴とさせた。


オーティス・レディングの「Hard to Handle」とオリジナルの「涙をとどけて」。
いやはや物凄い歌だった。


2月のエレファントカシマシ宮本浩次氏のスタジオライブといい、やはりいま、底力のあるover 40はエラいことになってる。
みんな本気出してるなあ。


涙をとどけて