●満月の夕も夜も明け方も
新聞のライブ取材。
今回は写真撮影も兼任。
外様の取材者としては、ステージに近寄るのは容易ではない。
単焦点の望遠レンズをとっかえひっかえして撮る。
スポーツ写真に近い感覚か。
作品になるようなものはひとつもないが、報道に使えるものは1〜2%くらいは撮れたかもしれん。
それはともかく、ライブよかった。
終演後、「かれこれ20年近く前に、am hallでThe Newest Model観てた頃から思ても全然ブレてはりませんわ」と言うと、
中川氏いわく、「いやいやブレまくってたよ。そやけどな、ひとまわりしたんや」とのこと。
意外とほんとうかもしれん。
もともと、こないにも、ひと懐っこい音楽をやるひとたちやったんやなあということを再確認。
CDになると“宣言”的な部分が立つ場合も多い。
けれど、ソウルフラワーのライブは、モノノケもヤポネシアンも、なんだってそうや、横丁のハッピースウィングという佇まいがしっくりくる。
ニューシングルもめちゃめちゃええ曲。
「海へゆく」。男のソウルバラード。しびれるゆうねん。