●跳ねる市松


オレスカバンドアメリカ村BIG CAT。


夏のあいだ、全米をまわるWARPED TOURに、今年はフル参加することでぐぐぐぐぐっと成長した感、強くあり。


たえさんのドラミングの安定感と強度が頼もしい。
一音一音に気合いがこもってるかのような、とみのベースもいい。
そう、まずリズム隊がよいのである。
そのうえで、中央のホーン隊三人、リーダー、サキ、もりこが暴れまくる。
上手でボーカルパートのほとんどを引き受ける、いかすの歌もなかなか。
ギターを弾くからといってお留守になっていないばかりか、相当の声量である。


たぶん、1980年、Madnessのサポートでイギリスをツアーして、スティッフから「We got the Beat」のシングルを出した頃のThe Go-Go's。
彼女たちを見てるのってこんな感じだったのではないか。
オレスカも良い曲書くしなあ。
痛快である。


ひとつだけ敢えて思うのは、MCは減らした方がいいということ。
特に感謝の言葉ほど、必要ない。
気持ちはわかるが、多くても一度だけ、いや、やっぱり述べなくて充分だと思う。
その方が伝わる。たぶん。
言葉にしないで、ぶちかましていただきたい。
言葉に追いつかないような音と歌だけで交流する。
彼女たちには、それができる。




What a Wonderful World vol.1