●相対性理論は相当絶対的に良い
相対性理論のアルバム『ハイファイ新書』が驚異的に売れてるらしい。
某アルバムチャート、1月8日のデイリーランキングは……
という、摩訶不思議な並びになっていた。
在庫の関係もあって週間チャートでは後退してしまうだろうけれど、しかし痛快である。
タイアップゼロ、メンバー露出ゼロ、プロモーション活動ゼロ、で、こんだけ売れればゆうことない。
この業界、中身に数字がともなうのって最近はあんまり見たことないけれど、しかしこれは愉快。
(iTunes Storeのアルバムランキングでは、前作『シフォン主義』と1-2フィニッシュを続けている)
音楽のこういうアプローチを面白がるのって、リテラシー高くないとむつかしいんじゃないかと思うし。
そういう音楽好きが、これだけの数、存在しているかと思うと悪くない。
アルバムリード曲のPVもYouTubeにあがってた。
タイトル……「地獄先生」。
なのに、なぜか舞台は病院。
それも屋上テラスの喫煙所。
そこに集うアンニュイなナースたち。
主演は、洞口依子ぉ!
んー、まったくわけがわからん。わからんついでに、ついつい7回見てしまった。素晴らしい。
たぶん、妙な佇まいと歌詞が耳を惹きつける一方で、最高にリスナブルなサウンドでしっかりと羊の衣をかぶりおおせてるところが、優れてPOPなんではないだろうか。
ちなみにこの曲もいいんだけれども、個人的にはもっとヤラれた曲が、アルバムのなかにあと3つある。
これよりずっきゅんなのが3曲ですぜ。凄くないかい。
あ、でも何度も何度も何度も聴いてると、もっともっと増えるかも。