●サバイバルレース
十数年ぶりに出来たマンガフレンド(漢字で書くと「漫友」)、EP-IZM嬢から借りた『7 SEEDS』田村由美(小学館フラワーコミック)が非常に面白い。
天変地異に見舞われた世界で少女少年たちがどう生き残っていくかという話なんだけど(4巻まで読んだところでは、ね)、いやぁ、ずるずる進んでしまいますわ。原稿の締め切りもあるっちゅうに。
昔から、『蠅の王』『漂流教室』『未来少年コナン』『ドラゴンヘッド』『EDEN』と、アフター滅亡モノ、生き残りモノの類いはけっこう読んで(観て)きたつもりの私だが、これは面白い。
冒頭の設定こそ(国家の関与とか?)、やや『バトルロワイヤル』を思わせるところがあるものの、ストーリーのなかに入っていくと深いのである。
それぞれのキャラクターとエピソードがしっかりしてる。
常日頃、30リットルは入るデイパックに、サバイバルナイフやら懐中電灯やら文庫本2冊やらペン数本(どこにでも書けるマジック含む)やら救急セット(針・糸・テグスのソーイングセット含む)を叩き込んで持ち歩いている私は、どこか神経症気味なところがあるのだろう。
いつ、ドラゴンヘッド的状況に見舞われても「必ず生きて還る」という心構え、といえば聞こえはいいものの(いいか?)、やっぱりどっか病んでいる。そういう自覚はある。
世界が壊れて自分ひとりになったら、まあ、とても生きてはいけないだろうし、生きていても意味はないな、と思うものの、生き残る話とか、そういう説話構造を持つ話に宿命的に惹かれてしまう私ではあるのだった。
昔、明石家さんまが云っていた駄洒落も思い出した。
鯖が王冠かぶって威張ってるイラストを出して「サバイバルレース」。
末尾ながら、今夜、心斎橋クラブクアトロで観たギターウルフのライブも、
「生き残るということ」って意味では、示唆的だったのかも
セイジ兄貴、かっこよかったなあ。
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