●P×Pの日
POLYSICS@なんばHatch。
《POLYSICSの10周年 OR DIE!!!! 〜10周年のバンドって意外と多かったんだね。まぁ、別にいいけど。。。〜》の初日。
血管ブチ切れそうなスピードで、XX曲をX時間みっちり。
ハヤシがXXXをXXXXXしたり、カヨちゃんがXXXXをXXXXX.....。
フミのワイルドベースはXXXだし、ヤノのドラムと来たらもうXのXXXばり?
本編のクライマックスにはXXXXのXXXXXもXXXXX!
いやーすごい。
(さて、ここまでの「X」のなかで伏せ字ではない「X」はいくつあるでしょう?
答えは本文の最後に。トイス!)
2階から見ていたこちらはちょいと俯瞰な気分で観てしまったものの、1階のスタンディングエリアは、まあエラいことになってた。
10年のレキシと最近の盛り上がりっぷり、ことに欧州ツアー、そして先々週までやってたPOLY史上最酷なスケジュールのUSツアー(30日で25本だっけ? ライブのない日もすべて移動日だったとか)の成果というか筋肉の引き攣り具合というか、なんかワケのわかんないものが吹き出てた感じ。
いまのキッズたちはシアワセ者だぜ。
さて帰り道、難波の地下街が軽くXmasムードで浮かれていたので日本橋の駅まで歩いてみる。
ウメ地下とかとちがって、いっぱしの地下街なわりに商店街的な雰囲気が漂っているのは、これはこれで落ち着くものだなあ。
でもまあXmasに求めるのって、もうちょっと上っ面な晴れやかさではあるわけで。
そういう意味では、大阪北部育ちの私にとってのXmasスタンダードは「70年代の阪急三番街」なのである。
どうしようもなく、あれに刻印を受けていると思われる。
KIDDY LANDと上新電機と梅田ナカイ楽器と、小銭を投げ入れる「川のある街」。
あの薄っぺらで上っ調子で人工的な地下街。わくわくしたものである。
あと、大改築する前の阪急ファイブ。
3階と4階だったかが吹き抜けになってて天井に影絵みたいなのが映るようになってた。
三番街と並べて称して「空のある街」だったか。あれも好きだった。
なんばWalkの途中の本屋に寄ってみると、浦沢直樹の『PLUTO』(まあ、クレジットは「手塚治虫・浦沢直樹」だけども)の5巻が出ていた。即購入。
局に戻ったが、仕事もうっちゃって貪り読む。
ゲジヒトよ、おまえってやつぁ……。
ロボット話は人間を巡る哲学になる。
人と、人に似て非なるものとの物語には昔から惹かれてしまうところがある。
『マグマ大使』しかり(「残念だけど僕は人間じゃない。だから人間の気持ちはわからないよ」by カブ)、
『妖怪人間ベム』しかり、
『寄生獣』しかり。
話の展開もさることながら、巻末の村上知彦による解説にも気づかされるところあり。
ロボットが、自分を生み出した人間と対峙するこの物語の裏に伏流する主題は、たしかにそうなのかもしれない。
手塚という日本近代マンガの父王の懐に飛び込んでどう喰い破るか。
[答え:ひとつ]