●オオサカ・セントラル・サンセット

utsubo park sunset



どこの臨海地域かと思いきや、花見の合間に見かけた靱公園そばの夕景。
たしかマンションの建設現場だったと思う。
なにわ筋界隈の住宅開発は、いまだ進行中ということか。


“大阪”といえば、メディアがこぞって流したがる、いわゆる“コテコテ”なイメージばかりが浸透している。
ま、自分を落としても笑いを取ることを優先する大阪人の気質ーーこれって、全国的には“自虐”とか“自嘲”という訳語しかないようで、ほんとはそれだとちょっとニュアンスが違うんだけどなーーが災いしてこうなったのだから、まあ別段かまわないのだけれど。


ただ、そうでないところもあるということは、もうちょっとアナウンスしておいてもいいかもしれない。
たとえば、この靱公園界隈に漂っている空気は、東京でいえば吉祥寺の井の頭公園のあたりに似ていて居心地がいい。


あと、今年の秋には京阪電車の枝線が開通して、京都まで一本で結ばれることになる中之島周辺も。
あの辺りの、水辺に近い都心部の感じは、東京の竹橋〜千鳥ヶ淵あたりの皇居周辺にも並ぶ風景だと思う。


とはいえ、某洋酒メーカーのトップに「たんつぼ」呼ばわりされたときも、怒るでなく、抗議するでなく、
「はあ、なかなかうまいこと言いよりますな」と流していた精神こそ、珍重されて然るべきなのかもしれないが。


※お花見の宴席そのものは、あまりの酔態多数のため、掲載を見合わせます。