●Jingle Sunday


土曜の深夜の生番組を終えたあとは、6日後にオンエアされる完パケ番組に向けて、もろもろの作業が待っているのだった。
ということで、未明から朝にかけてひたすらジングルづくり。


といってもこれは番組の色合いも輪郭もはっきりしているので、ジングルのイメージも明確。
なので悩むことはあまりない。
とあるバンドのかっちょいいギターリフの数々をフィーチャーして、ざくざく切っては繋いで、繋いでは刻んで、かぶせて広げてねじる。
5時間で9個、出来上がり。


これで、いわゆる素材づくりは一応完了。
あとはトークやインタビューといった各パートを編集しながら、ジングルやSE(サウンド・エフェクト=効果音)などと併せて、配置していくことになる。
ここからの、すべてが揃ってから全体を組み上げていく作業って、プラモデルを作る感覚にどことなく似てる。
あらゆる編集作業に通じるところかもしれない。
が、特にラジオ、映画、テレビといったリニアなもの(時間の流れが一定方向に決まっていて、不可逆な性質を持つもの)の編集には、さらに独特の手ざわりがある。
ともかく、生放送とはちがって、完パケの録音番組ならではの愉しみともいえる。


ま、それは再び深夜にやることにして一旦帰宅。