●今朝のやれやれ



今朝の朝刊の片隅に載っていた広告。


東宝系ということは「世界の中心でどうとかこうとか」というのと同じチームなのだろうか。
登場人物が死ぬ話が多いという、あの監督なのだろうか。


関係各位に含むところはないけれど、いやはや、誰になんといわれようと、こればっかりは……。
止めたほうがいいと思う。
というか止めてほしい。


大森一樹の『風の歌を聴け』をそれほど悪い映画だとは私は思わない(あれはあれでけっこうあとを引くものがある)。
それでもやはりあの科白は、生身の人間が口にするものではないと思うのだ。


とかなんとか考えていたのだが、ふと思い立って、ネットで調べてみた。
したらば、先週、とっくに発表になっていたのだった(これが主に新聞でニュースを知る者のビハインドか)。


http://news.goo.ne.jp/topstories/entertainment/20080731/03fddb92a0a2a0b060ef3cf898d9988a.html?fr=RSS


監督はベトナム出身、パリ在住のトラン・アン・ユン。
青いパパイヤの香り』の監督。


そうか。
村上春樹が承諾しているなら(って、そんなの当たり前だけれど)、仕方ない。
だったらいっそフランスに場所を移して、全篇フランス人フランス語でやる、とか。


ただ、一部に名前の出ていた某氏だけは勘弁してほしい。
身も蓋も、人間関係の上下も敬語もない、感情の散漫な暴発が得意な役者さんには、自我と感情の抑制がテーゼである村上ワールドの人間を演じるのは無理である。
だいたいワタナベトオルはーー緑の評価を信ずるならばーーハンサムというわけではない(「面白い顔してる」)のだから。


さて、ほんとのところは、昨日、おとついとなかなか愉しいところをうろついていたので、そんなこんなを順番に書いていこうと思っていたのだ。
けれど、あまりの驚きに(そう、控えめにいってもかなり私は驚いたのである。村上春樹が『ノルウェイの森』の映像化をOKするなんて金輪際あり得ないと思っていたので)ついオンタイムでアップしてしまった。


うろつき話は、またそのうち。
あと追っかけでアップします。




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