●メインSt.のUG


仕事をひと区切りつけ、ZEPP OSAKAへ。
先攻のフジファブリックには間に合わず。
後攻めの髭(HiGE)から観る。


十代から二十代前半くらいの女の子が多い。
そのくらいの子たちが2000人集まって、拳を振り上げ「寄生虫ぅ〜」と叫んで踊っている。
なんとなく『デビルマン』の一場面のような風情もあって(あるか?)、感慨深い。


須藤氏のボーカルも、演奏も(コテイスイ氏のメガフォンも)ずばずば決まっていた。
ツーマンということで、肩の力もほどよく抜けていたか、いやはや豪快。
勢いで振らせる。あるいは、打たせて取る感じ。


本篇ラス前は「アイヌ農民 アイヌ商人……」で始まる「白薔薇」。
充分にシュールであるが、途中、須藤氏がギターを放り出し、キーボードへ。
即興風の展開でカオスなムード漂うなか、キラーチューン「五人の囚人」で昇華させてシメ。


ファンダンゴでもZEPPでも変わらんステージ。心強い。


「毛色のちがうやつを」といって、中盤で聴かせてくれた新曲もよかった。
ひょっとすると髭(HiGE)は、アングラなセンスを持ったまま、王道なところへ行ってくれるバンドかもしれない。




Thank you, Beatles I Love Rock’n Roll Chaos in Apple ロックンロールと五人の囚人 夢でさよなら(通常盤)