●髭と、君と僕と


今日は渋谷でインタビュー取材2本。


1本目は、ニューアルバム『D.I.Y.H.i.G.E.』をリリースしたばかりの髭(HiGE)
初の全篇セルフプロデュース作ということだけど、まったくインに籠もる気配なし。
かえってオープンな音、姿勢になっているのがさすが。


Vo.須藤氏いわく、「プライベートな気分」をここまで出せたのは初めて、とも。
その例に挙げたのが、2曲目に収められている「家」。
とても良い。


ハタチ手前か、ハタチを多少過ぎたくらいのお子さまが「家に帰りたい」と歌うのとは歴然と違うバックホームソング。
……って、そんなジャンルあるのか、バックホームソング。
あると思う。
チャボさんの「早く帰りたい」とか、SIONの「早く帰ろう」とか。
三十路越えなきゃこの味は出ない。


おなじみの、尖った感じの髭(HiGE)や、ひねった感じの髭(HiGE)も、ちゃんと入ってます。
D.I.Y.H.i.G.E.




2本目は、高橋幸宏氏。
DJちわき嬢は「キング・オブ・君と僕」と紹介。なるほど。
このかたは、ミカバンドの頃からずっとブレてない。
鈴木慶一氏と並ぶ、“ダメな男ムジーク”の創始者にして第一人者。


22枚目のソロアルバムになる新作『Page By Page』は、最高の音像のなかで至福の1時間が過ごせる一枚。
帯のコピーが泣かせる。

おとなになるのは、まだ早い。

これまた2曲目の「The Words」がすでにキケン。
amiinaのコーラスで始まったイントロ、つづいてマンドリン(by 高田漣!)が聞こえてくるあたりで早くも落涙しかける。
なぜか。
わからん。
わからんままに、英詞の対訳を読んで、さらに二度目のレッドゾーン。落涙注意。
Page By Page


ほんと、おとなになるってどういうことなのか。
御大にこう歌ってもらえると、なんか助かる。




おとなといえば、そうそう。
先日(2/1)のフラワーカンパニーズ@心斎橋クラブクアトロのレイブレポート。
今日(3/5付)の読売夕刊(大阪版?)に載ってました。
って、新聞だからな、過去形じゃ、すでに遅いのだった。


そのうち、archive欄に自主掲載します。