●Raindrops keep falling into His eyes.


ツール・ド・フランス2009、第13ステージは、山。
そして、雨。


昨日の摂氏30度から、今日は10度以下(山頂付近)という気温の変化が選手を襲う。
にもかかわらずハイスピードな展開を見せた序盤から、モロー、ハウッスラー、シャヴァネルが抜け出す。
途中でモローが離れると、チュルカ、フェイユーがせり上がってくるという豪華なエスケープ集団。


ともあれ、まだゴールまで5,60キロ地点。
第1山岳プラツァーヴァッセルの下りで猛烈なアタックを掛けたのがハインリヒ・ハウッスラー(サーヴェロ)。
ドイツの国境にほど近いこのあたりは彼の日頃の練習コースだという。
シャヴァネルを置き去りにして、あとはハウッスラーの独走。


結果、悪天候のなかを、メイン集団に7分近い差をつけて逃げ切ったハウッスラー。
ゴールを前にした瞬間、感激のあまり、顔を覆う一幕も。
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今シーズン華々しい活躍をみせている25歳の若手スプリンターにとっても、この大舞台での勝利は他に替えがたいものだったということか。
熱いシーンだったなあ。


マイヨジョーヌは、今日もノチェンティーニが維持。
マイヨベールは、トム・ヒュースホフトがカヴェディッシュから奪還。


この日、予定されていた二度目の無線禁止デイは、前回の不評を受けて中止された。