●ラジオ goes to ユビキタス


10月最初の日。とりあえず、このニュース。


「ホームオーディオの復活」 ビクター・ケンウッドの統合成果「RYOMA」「M-LinX」CommentsAdd Star
JVC・ケンウッドの新提案「RYOMA」(リョーマ)参上


iPod nanoにFMチューナーが載っかったのにもザワザワしたが、これもかなりザワつく。

新製品のポイントの1つはFM/AMラジオ対応。
ビルが増え続ける都市圏ではFMがよく受信できない区域も多く、家庭にラジオやチューナーがないというケースも増えてきた。
RYOMAは発売と同時スタート予定の新サービス、M-LinXに対応することで、ネット経由でラジオ放送を快適に楽しめるという。

M-LinXは、対応機器がネット経由で配信サーバに接続し、ノイズのないクリアなラジオ放送を楽しめるようにするサービス。
ユーザーの放送サービス地域を特定する技術を独自開発し、その地域のFM/AMラジオ放送と同じ音声をネット経由で受信できるという。

JVC・ケンウッドの前田悟常務は、最近のAV機器がコモディティー化と価格競争の末に空洞化を起こしていると指摘する。
「大手メーカーも“右へならえ” で同じような製品ばかり。ユーザーに新しいライフスタイルを提案し、欠乏感(物欲)を与える商品がない」(前田氏)。
かつてソニーに在籍し、「airboard」から「LocationFree」にいたるネットワークAV機器を提案してきたた前田氏は、現在の状況を“AV危機”と揶揄する。

JVC・ケンウッドによると、M-LinXのコンテンツ提供に関しては、東京エフエムを含む複数の事業者と交渉を進めている段階。
また、M-LinX対応の単体チューナー「M-LinX Tuner Box」も開発中で、RYOMAと同様に来春には発売する予定


これは気合い入れて中身、つくらないと。
だってねえ、iPodBlu-rayという強豪プラットフォームと同居してるんだから。
そんなもん、つまらんオンエア垂れ流してたら二度と起動されなくなるのは目に見えてる。


旬のデバイスにラジオ機能が搭載されたってからって、それを喜んでるだけっていうんじゃ先は見えてる。
自戒を込めてそう思う。


ちなみに朝日新聞でも経済面に載ってた。この程度の扱いではあるけれど。


それにしても、“ラジオが「見られる」”って……。
この機器&サービスの本質はそこやないやろ。
だいたいこの業界、“見えるラジオ”では一度、手痛い失敗してるんだから。


空気は読むもんじゃなく、鼻と口で吸ったり吐いたりできるもんだからこそ、人類にとって意味がある。
おんなじことで、ラジオは見えるんじゃなくて、耳で聞けるところに意味があるのだ。


シロートさんの考えじゃ、そりゃあ動画見れるようになったらええばいちゅうて、そういう機能のほうに目が行くんじゃろうが、そら、とんだ考え違いちうもんだ。
足せばええっちゅうもんやない。


音声コンテンツのサプライヤーにしかできないベストなサービスってなんなのか、考えたい。