●雨の宝塚

この日は午後中、取材の道ゆき。
JALの機内誌「SKYWARD」のタイアップ記事で「宝塚」を取り上げることになった。
その街・土地のなかの、さらに「ひとつの風景」に絞り込んで書く、というのが命題。


で、本日のお題は宝塚にある手塚治虫記念館。
訪れるのは初めて。
これは道中、ツイッターでぶつぶつ呟いていたものを、ほぼそのまま上げておくことにする。
そのほうが面白いような気がするので。

■posted at 12:29:57
阪急梅田から宝塚へ。
手塚治虫記念館を見に行く。
手塚と宝塚の結び付きを御存じない方も多いとか。
かえって意外。リボンの騎士なんてヅカの世界そのものやん。
手塚には、戦後民主主義ヒューマニズムより先に、絢爛とした美なるものへの憧憬が刷り込まれたのでは、というのがとりあえずのMY仮説。


■posted at 12:38:44
ま、もとより今回の取材では、そんなややこしい論考が必要とされてるわけではない。
しかしたとえ明朗なる文化的雪かき仕事とはいえ、自分なりの作業仮説というか推論は、あった方がたのしい(ないと持たないという話もある)。
なので、いささかややこしいことを考えつつ、急行に揺られてる。


■posted at 12:47:08
いやいや、道中は明後日のTMGE特集の構成を詰めねば、なのだった。
テヅカ ミッシェル ガン ジャングル大帝
頭の中ではアトムがマシンガンギターかき鳴らしてる。
レオがガナるワメくダレる。奇子が歩いてるけど目は閉じたまま。


■posted at 12:49:56
しかし宝塚線は高架化が進んで、すっかり眺めが変わったな。
高校へはこの路線で毎日通ってたはずなのに、なんか違う沿線みたい。


■posted at 13:46:15
タカラヅカならではの注意書き。
http://twitpic.com/rxadt


■posted at 17:39:07
雨の宝塚も風情があってよかったですよ。
といっても花のみち歩いて、手塚治虫記念館行って、また帰ってきただけだけど。
メリーゴーランドは住宅展示場に囲まれてて、なにか悲哀を感じたなー。
http://twitpic.com/ry0m1
(とこれは、宝塚について教えてくれる友人に話しているのだった)


■posted at 17:45:58
手塚記念館はよかったよ。
手塚治虫のなかに、医師というリアリストである面と、頭の中で遊ぶ癖が身についたフィクション好きな面と、両方あるのがよくわかった。
「紙の砦」っていうのは短編かなにか?
(これも、「リボンの騎士」と併せて、手塚のタカラヅカ的側面が出ている作品として「紙の砦」を勧めてもらったことへの返答)


■posted at 17:51:55
いま、都市計画やら街づくりやらをやってる役人やデベロッパーどもに、小林一三の構想力&想像力の、せめて爪の垢のかけらほどでもあったらなあ。


■posted at 18:20:23
ファミリーランドはちょっと特別やったよね。
いちばん奥にあった「世界はひとつ」も、云やあ「It's a Small World」のイタダキなんやけど品があったもんなぁ。


■posted at 18:24:50
俺、ミナミ育ちの人らに三番街の悪口(地下に川みたいなん流しやがって、みたいなこと)云われるといまだに本気で腹立つんやけど、それってそやねんな、阪急文化圏の尊厳(<おおげさ)に関わるからなんやわ、きっと。


■posted at 19:53:57
それをいうなら俺は阪急文化圏のスラ…いや、異端の地、十三・神崎川育ちなので。
阪神間とか北摂とかキタとか、どれとも言い切れん、カラマゾフ兄弟でいうならスメルジャコフみたくモヤモヤした氏素性……。