●白い夏と赤黒の自転車 黄色のジャージと……


今週のブログは、まったくリアルタイムでは書けていません。
だいたい1週間ほど遅れて、あとから追っかけてアップしておるわけです。
なんでそういうことになったかというと、最大の理由はもちろん私個人の怠慢。
……にあるわけですが、ほんとのところはこれが大きかった。


http://www.cyclingtime.com/modules/ctspecial/view.php?p=8629
前にも書いたけれど、そーです、《TOUR de FRANCE 2008》。


毎晩、夜中に帰ってきて、ビデオでチェック。
随所で早送りしつつとはいえ、ラスト30〜20キロくらいからは飛ばし見せずにガン見です。
となれば、あっというまに3時、4時。
気がつけば空も白んでる……なんてことばかり。


しかし、その甲斐あってか今年のツールは面白い。
堪能してます。


ドーピング絡みの騒ぎで、一瞬またニヒルな気分に陥りかけたものの、いやあ、観ててよかった。
なのでほんとは23日の水曜日の深夜は、ラルプ・デュエズの頂上ゴールを制してマイヨ・ジョーヌを手にしたカルロス・サストレにしびれてたし、
http://www.cyclingtime.com/modules/ctnews/view.php?p=8872
きのうの深夜は、フランスの赤い彗星シルヴァン・シャヴァネルYO-KING似)がアタックを決めて逃げ切り、涙のステージ優勝を勝ち取った姿にやられてたのだ。
http://www.cyclingtime.com/modules/ctnews/view.php?p=8904


そして今日。
明日のパリ、シャンゼリゼ・ゴールを前に、総合優勝を決する個人T.T(タイム・トライアル)。
これがまた凄かった。


シューマッハ(ちょっとグレートマエカワ似)が、ここまでの疲労の蓄積はどこへやらという化け物じみた活躍で1位。
そして、下馬評を覆して、T.Tが苦手といわれていたサストレが見事な走りをみせ、総合首位をキープ。
黄色いジャージには、SPEEDO社の水着より速く進めるパワーがあるのだろう。
http://www.cyclingtime.com/modules/myalbum/photo.php?lid=99572
http://www.cyclingtime.com/modules/ctnews/view.php?p=8917


いままでT.Tって、タイムを追うだけでいまいちオモロないわ、とか不遜なことを思ってたのだけれど、今回は3時間かけてしっかり観てしまった。


3日目のカレーならぬ、3週目のツール。
濃厚、かつ美味である。



フジロックも欠席の今年、おらが夏はツールで早くも暮れてゆく。






追記:
がめんださんのイラスト観戦日記も面白い。
http://dx.cyclingtime.com/series/gamenda/tour2008/index.html


WRC好きのサラ・イネスA.K.A.「大阪豆ごはん」「誰も寝てはならぬ」)に似た作風のような気がするけど、
こういうツッコミ付きイラストって、女性は上手いよなあ。
三留まゆみしかり、石川三千花しかり)
ま、少女マンガ家のあとがきが、そもそもこういうスタイルだったか。