●モンキー(ガール)マジック


朝日新聞の記事から。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200808230026.html


淡路島のモンキーセンターで、代替わりしたばかりのボス猿が人望(猿望? と注記するのがこういう場合のお約束ですな)を問われ、年少の猿たちに謀反を起こされ、ボスの座を追われたというニュース。

センターで抗争によるボス交代が確認されたのは1967年の開所以来初めて

とあるが、特筆すべきはそこではない。
私が驚いたのは記事の2ページ目である。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200808230026_01.html

 この争いを、センターの延原利和所長(54)の長女早紀ちゃん(9)が目撃していた。幼いころからサルと触れ合ってきたため、約180匹の大半の名前や顔を見分けられる。「仰向けで無抵抗のイッチャンに3匹が乗って、イッチャンはやられっぱなしだった。近くに石を投げたけど、けんかは収まらなかった」と当時の様子を語る。


さらりと書いてあるけれど、もう一度確認しておこう。
この争いを目撃していた長女早紀ちゃん(9)は、

幼いころからサルと触れ合ってきたため、約180匹の大半の名前や顔を見分けられる

のだ。


すごくないか?


180匹を見分けられるのである。
私なんぞ、180人の顔を名前が一致するかと言われれば、人間相手だってあやしいものである。


早紀ちゃん、『アフリカの日々』を書いたディネセンのような、柔剛併せ持つ女性に育つかも。