●NO COMIC, NO LIFE.


西村しのぶの新刊、『RUSH』の4巻が出てた。


彼女のマンガはどれもいいけれど、いま続いてるシリーズのなかでは、やっぱりこれが一番好きだ。
たぶん、ほかのはどれも、若者というよりは大人のフィールドに片足だけでもちゃんと踏み入れた人たちが主人公。
それに比べて、これは危うい過渡期を渡る前後の若モンたちがたくさん出てくるからだと思う。
(ということでいえば『メディックス』のつづき、切望)


果たして今回は……バリ島と宇宙日本神戸花隈を往還する、爽やかな痴話沙汰が呻りまくりの一巻也。


これを雑誌じゃ、2年半にわたって展開してたってんだから、んー、剛毅である。
たかだか12週間で終わってく月9なんざ、まったくメじゃない。
こうゆうの読んで、長生きする意味を知ってみるのもいいのではないか。


向こう3週間、連日18時間労働の連続となりそうな私ですが、寝る間を気にせず読破しました。
承前が気になって、前の巻まで読んぢまいました。


SEX AND THE CITY』ファンの皆さん、映画版を愉しみにしているのわかるけど、西村しのぶはいいぞー。
『SATC』が好きなんだったら(って、俺は観たことないんだけれども)、『RUSH』は絶対笑えるはずだ。
それもくすくす笑いと爆笑の両方を堪能していただけること請け合い。
何卒。



RUSH (4) (Feelコミックス)