●2009/03/29 なんや、まんなからへん


知人が、2日間だけの写真展を開いた。


写真展は「まずは手始めにやってみることに意義がある」という感じだったけれど、それはそれで全然OK。
活力と明るさに満ちた世界だったなあ。
この先、アラウンド女子なワールドを、より広く、いろんな角度から見せてもらえたら面白いと思う。


会場だったのは、本町にあるカフェ。
川のすぐそばにあって、大きな窓が心も開放してくれるような場所なのだが、残念ながらいまは休業中。
こういう風に、たまにイベントのときに開く。


シチュエーション、建物、出てくるお茶、ホスピタリティ。
今更ながらに惜しい(そんなに行っとらんくせにね。今度開いたらちゃんと通えよ、俺)。



外は、やたら青が眩しい。


この辺の、本町通から中之島あたりまでのエリアがけっこう好きだ。
とある雑誌では、ミナミでもなく、キタでもないということで、「ナカ」と名づけていたが、それもなんだかなあ。
小洒落た場所ではあるので、せめて呼び名くらいはもうちょいイナタくいきたい。
「マンナカ」くらいは言ってほしい気もする。


ミッドタウンってのは、ダウンタウンとアップタウンのあいだってことらしいから、オフィス街のここはそれには当たらないだろうし。
「セントラル」ってのはどうだろう。
昔のアパートの名前みたいで、もっさり具合が悪くないのでは。
ただ実際にツレとの会話に乗っかるかというと、難しいわな。


ま、ともかく、オフィス街の外縁あたりの、生活臭があまりしないところ。
でも人もちゃんと住んでる、そういうところ。
(名著『大阪豆ゴハン』的な、ね)
大阪豆ゴハン(1) (講談社漫画文庫) 大阪豆ゴハン(2) (講談社漫画文庫) 大阪豆ゴハン(3) (講談社漫画文庫) 大阪豆ゴハン(4) (講談社漫画文庫) 大阪豆ゴハン(5) (講談社漫画文庫) 大阪豆ゴハン(6) (講談社漫画文庫)
特に、休日のこのあたりに流れる、独特のゆるい空気。
冷たくも熱くもないこの微温な雰囲気。
よい。
昔、一ヶ月だけ居たニューヨークのSOHOあたりも、なんかこんな感じだったような(思いこみで言ってるか?)。



唯一いただけないのは、ゴルフ用品店ばかりがやたらと開いてることだぜ。
……などと余計なお世話的感慨を抱きながら、なにわ筋を右に折れて北上。


土佐堀川をわたる常安橋からの、早い夕景が目にしみる。


夜は福島の2nd Lineでライブ。
復活のDer Zibet


いまはいったいいつ? たしか21世紀、と思いつつ観たステージは、現役感あふれる強力なものだった。


そろそろ春である。