●The Movie felt depressed.


こんな記事が出ていた。
英エンパイア誌が「落ち込む映画」ランキングを発表

1.「レクイエム・フォー・ドリーム」(00)
2.「ひとりぼっちの青春」(69)
3.「リービング・ラスベガス」(95)
4.「道」(54)
5.「21グラム」(03)
6.「火垂るの墓」(88)
7.「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(00)
8.「冬の光」(62)
9.「リリア 4-ever」(02)
10.「ミリオンダラー・ベイビー」(04)


2,3,4,5,7,10と好きな映画ばっかりやん。
6だって実はけっこうイケるクチである(「じようってなんですかー」)。
1は、『ザ・レスラー』のダーレン・アロノフスキーの前の作品である。さすれば私はイケるハズ。
ということは、落ち込む映画について私は実に打率8割ということになる。


ちなみに……


2.『ひとりぼっちの青春』は、原題を「They Shoot Horses, Don't They?(彼らは廃馬を撃つ)」といって、大森一樹村上春樹の『風の歌を聴け』を映画化したなかで登場させている映画でもある。


3.『リービング・ラスベガス』はニコラス・ケイジ畢生の秀作。


4.『道』はいわずとしれた、「ジェルソミーナ!」「ザンパノ!」のフェリーニの名作。


5.『21グラム』は、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督(のちの『バベル』の監督ですな)、ショーン・ペンナオミ・ワッツベニチオ・デル・トロという3者が織り成すドラマ。私は'04年、香港からの帰りのキャセイパシフィック航空の飛行機のなかで観た。字幕が広東語で、見た目にものすごくシュール。細かい内容はほとんど理解できなかったにも関わらず、鮮烈な印象を受けたのをいまでも覚えている。


7.『ダンサー・イン・ザ・ダーク』は劇場公開の初見の折り、前半の大事なパートでほとんど眠ってしまっていた。気がついたら、ビョークは×××に×××××いて、なんだかなと思っている間に××の×を迎えた。それでもこれが凄い映画だってことは分かった。優れた映画ってのはそうなのだ(と、自分の行いは棚に上げて言ってるが)。


10.はクリント・イーストウッドの女流ボクシング映画。うー、『グラン・トリノ』観たい。


しかし、ううむ、そうか、私はそれほど「落ち込む映画」が好きだったのか。
……と落ち込んでいないで、残りの2作も観てみよう。