●ついついツイッターな日々と本読み
twitterがメインの生活(公私ともども?!)になって、すっかりブログの更新が滞ってしまった。
ミニマムな日々の感慨は−−あたかも啄木が短歌にして昇華したように−−twitterで吐き出せばよい。
なので、ブログではもっとまとまった考えをしっかりと、
あるいはせっかく文字数制限がないんだから、ダラダラしててもいいから長文を、
と思っていたけれど、そういうことを思ってしまうと、
つまり、かまえてしまうと、見事に書けなくなるものなのである。
とはいえ近況のお知らせを、twitterに全面的に任せてしまうにはまだ時期尚早かと。
遠からずtwitterは爆発的に広まると思うし、
実際、すでに「名前は知ってる。なんかすごいらしいね」とか「興味はあんのよ、興味は」という人も
相当な数にのぼっているとは思う。
けれども、まだまだアカウント取るまでにはいかないって人も、また多いのだろう。
ということで思ったのだ。
この際、ブログもtwitterの延長みたいなノリで、つぶやくみたいに書いてみてもいいんじゃないかと。
あるいは、twilogでまとまったものにちょっと手を加えて構成して、こっちに載せたっていいんじゃないかと。
ひさしぶりに会った友人数人から、最近書いてないなと言われることが続いていたりもしたので、
そういうLiteな気分で一息に書いてみることにする。
てことで緩めに、最近の読書報告をしときます。
月曜の深夜に、新書を一冊読み終えた。
Twitter社会論、読了。
ツイタ井戸端がもたらす独特のユルさ、中毒的オモロさの由縁が解き明かされて爽快。
現状に関する最良の俯瞰図。
であると同時に作戦計画の手引書みたいな趣きもある。
読み進むうちにいつのまにか、これ使ってコトを起こすことに意識が行ってた。
IT時代の腹腹時計?
津田大介氏の『Twitter社会論』。
「新たなリアルタイム・ウェブの潮流」という副題が示すように、数多あるウェブツールのなかでの位置づけをした上で、Twitterが秘めている革新性を探る書である。
「Twitter」というものがなにやらキテるらしい、くらいの認識の人には入門書となるだろうけれど、
むしろ、ウワサを聞いて始めてみたけど、どこが面白いんだかよくわからないという人や、
Twitterが巻き起こすあの熱狂のなかに、いつのまにか取り囲まれてしまった人にいちばん効く解説&実践の書だと思う。
で、これを読んで、なにかコトを起こさねばー、という気になって、ただいま企画書練り練り中。
そのあと並行して読んでる何冊か。
■『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』加藤陽子……日本の近・現代史を学ぶ最適の一冊であり、一級の知的トライアルでもある。
■『犬なら普通のこと』矢作俊彦・司城司朗……夢のゴールデンコンビ、25年目の復活! もったいないので(アーンド、仕事とか容易に手に付かなくなるので)じわじわ読んでる。
■Meets Regional別冊「間宮吉彦 設計の店」1、2……週末の番組でゲストにお迎えするので、その準備を兼ねて氏の仕事をおさらい中。
Meets Regional 間宮吉彦設計の店?店好き、街好きミーツのベスト・セレクション
間宮吉彦設計の店―店好き、街好きミーツのベスト・セレクション (2) (エルマガmook)
■QuickJapan vol.86……TBSラジオ「小島慶子 キラ☆キラ」の特集が読みたくて、今日、茶屋町のタワーレコードで買った。とてもいい特集。
で、したらば、森山未來が出演したTVドキュメンタリー『未来は今』の特集も載っていて、目を奪われた。
阪神淡路大震災についてのドキュメンタリー。NHKで、近畿では3月に、全国では9月にオンエアしたいたらしい。
知らなかった。見逃してる。
TVも見るべきものは見ないと駄目だな。
■画集『忌野清志郎の世界』……東京の個展は見逃した。
来年初頭に大阪でも開催されるとアナウンスがあったので、実物はまずそこで見たいと思って、買うのを控えていた本。
なのだけれど、その大阪での展覧の手伝いをすることになりそうなので、翻意して本日購入。
最初につづく、油絵の具で描かれた絵の数々が凄い。
こんなのいきなり見たらやばいだろうな。
というくらい素晴らしい絵の連続。
これは必携の一冊。
なかで、宮藤官九郎が寄せているコメントのなかの一節、
「僕は結局キヨシローとの距離を計りそこねてしまった」に万感の想いをみる。
ほんとそうだと思う。
俺もいろんなものをそこねているよ。そこねてしまったままだ。