thinking

●Teach Your Children.

よくわからないことがひとつ。 環境問題を声高に語るひとの話のなかによく出てくるのが「子どもたちに、次の世代にひどい環境を渡したくない」というテーゼ。 それはよくわかる。 異存はない。全面的に同意する。 ただ、これはビミョーなところなので、私は…

●底無しの井戸みたいな悪意の存在

どうにも収拾のしようのない気分がつづいている。 それをうまく言い表すことなど到底できない(だから収拾がつかないといえる)のだが、重たい気分が身体の底のほうに漂っている。 秋葉原で起きた無差別殺人のことだ。 メディアでは報道がつづいている。 容…

●忸怩たる思いの効用

先日来、我が狭量なる頭にこびりついて離れない映画『歩いても 歩いても』。 私は傑作だと思うが、別の意見を聞いたのでちょっと考えてみた。 別の意見とは、いわく煎じ詰めれば「普段なにもしないでいて、あとになってから悔やんだりして、『間に合わなかっ…

●メートル上げてもインチは下がらず

東急ハンズの工具売り場によく行く。 2,3年前は、ここで自転車用の工具をぼちぼちと物色していた。 ドライバーやヘキサゴンの類いはひとしきり揃ったのだが、それでも工具というのはキケンなもので、道具のくせしてそれが目的化することがままある。 いまも…

●They have a dream that one day...

バラック・オバマが、民主党の大統領候補者指名を確定させた。 11月になれば、九分九厘間違いなく、彼が44代目の合衆国大統領としてホワイトハウスに入城することだろう。 ヒラリー支持者だったひとたちも、いまは恨み骨髄の思いから「マケインに入れる」と…