thinking

●誰がために人は説く。RESPECT組合長

ひさしぶり(約10ヶ月ぶり)の更新でいきなりなんだが、NHKの朝ドラ『カーネーション』が熱い。熱すぎる。 ということで、今日は、近藤正臣演じるところの、泉州繊維商業組合の組合長、三浦平蔵氏の科白があまりに忘れ難きため、ここに留めておこうと思う。 …

●備忘日録:濃いくちの日々

なんだかわけの分からないうちに一週間が過ぎてゆく。 年の瀬が近づくのに合わせて、誰かが加速装置を噛んだのか。 とりあえず、日々の記録。 11/17(火) ミーティングづくしの火曜日。 定例のものから、年末のイベントに向けてのもの、イレギュラーな企画…

●起きろよベイベー

毎日jpえらぼーと、やってみた。 (ネーミングは「選ぶ」と「vote」をかけているらしい。ちょっとはずかしい) 私の結果。 なるほど。 ま、そりゃまあそうなるだろうな。 選択肢がデジタルな二分法で、答えに迷うところもあるのだが、ま、そもそもアンケート…

●ともだち?

「みんなの党」にみんな困った? 選管困惑、専門家は「インパクトある」 「政策は、友愛社会の建設」民主・鳩山氏会見の要旨 「みんなの党」とか、「友愛」を説く党首とか。 なんだか世の中が『20世紀少年』化していってるような気がしないでもない。 映画の…

●年号たち

小熊英二の『1968』(上)をぼちぼちと読んでいる。 1000ページ以上ある。 机上版の広辞苑を少し小ぶりにしたくらいの大きさ。 重さを量ろうとキッチンスケールに載せたらエラーが出た。 体重計でざっくりみてみると、1.4キロあった。 しかしこれが、7月14日…

●「淫・呪・艶・賭」

ちょっと引っかかる記事があった。 淫・呪・艶・賭は「学校現場に不適切」 ま、そりゃそうかという気もする。 ここに挙げられてる4つの漢字に象徴されるようなことを学校教育から学ぼうとは誰も思ってないだろう。 公の教育機関では教えてくれないことだから…

●解散ツアーのためのアー写

しっかし、このダメダメ感には、8年前、放言・失態を飽きずに繰り返した森喜朗をめぐって感じた「ダメだこりゃ感」に近いものがあるようにも思える。それが不安といえば不安(あのときの森内閣も短命だったが、それでも安倍晋三の366日、福田康夫の365日より…

●不明なるものとの対し方

和歌山毒物カレー事件の判決確定に際しての高村薫氏の談話。 「状況証拠だけで極刑が確定することへの評価は難しい」という前段の主張も大事だが、私の印象に残ったのは後半のこの言葉。 動機は明らかにならなかったが、裁判ですべてが明らかになるよりも、…

●Birth of チビノリダー

ちび1号に自転車を買う。彼にとっての初自転車である。 「補助輪は最初からないほうが上達が早い」という聞きかじり知識にのっとって、「コマなしにするか?」と訊いてみるが「いや」という。 タイミングをずらしては何度も「ところで、コマなしでええんちゃ…

●自転車は下駄の延長に非ず

夜中のラジオで自転車談義をすることに。 しかしながら、“自転車”なるものに対する捉え方の違いが、いい具合に多角的に浮かび上がるということには至らず、不完全燃焼に潰える。 個人としては、「え、そうなん? 自転車ってそうなん?」というような、なにか…

●百年の閉塞

朝日新聞(4月2日付)に松本健一の談話。 ■閉塞感のほぐし方(2) 考え抜けば破格の思想 なかで石川啄木の評論がふたつ、触れられている。 ひとつは、明治43年(1910年)8月に執筆された「時代閉塞の現状」。 もうひとつは同じ年の2月に書かれた「性急な思…

●大阪二律背反ブルース

古い友人が東京より一時帰阪。 晩飯でも食わないか、ということでミナミへ。 夕焼けが綺麗である。 大阪もひさしぶりだろうから、いっそベタに“That's 浪花”な場所を、ということで戎橋の南のたもとで待ち合わせた。 TSUTAYAで落ち合い、道頓堀を東へ。 途中…

●いくたびも壁と卵の話

昨日の朝日新聞に「アラブのハルキ・ムラカミ論」という記事が載っていた。 村上春樹のエルサレム・スピーチについて疑問を投げかける意見である。 その場にいた私も感銘を受けた。しかし、何か、もやもやが残った。あえてイスラエルに来て、文学的表現で批…

●Some girls

キリンのいまの「生茶」のCMが好きだ。 正確には、それに出ている綾瀬はるかが良いのだ。 いままでこの人をどうとかこうとか思ったことはなくて、むしろ道端の自販機に貼ってあるポスターは「なんだか品がないのでは?」と余計な心配をしていたくらい。 お茶…

●いまとなっては

どうでもいいって感じなんだけども、果たしてこの集いは開かれるんだろか。呼んだほうも困ってんだろうなあ。 ちなみにこれを撮ったのは、去年の11月13日。 たった4ヶ月前。 この分じゃ、いまから4ヶ月後には何がどうなっているのやら。 しかしこのコピーに…

●備忘日録:U★STONE、村上春樹・壁と卵+追記

昼から、滋賀・石山へ。 大阪駅から新快速で43分。うとうとしていると、あっというまに着く。 今週ライブ収録で初めてお世話になるので、ライブハウス「U★STONE」に下見をさせてもらいに来たのである。 ま、収録チームの方の、ほんの付き添いみたいなもので…

●ずれた地面と厚みのない時間

あれから14年経つという。 そりゃ言われてみれば、あのとき私はまだ20代だった。 そのくらいの年月が経っていても全然不思議じゃない。 けれども主観的にはなんだか、そう、まだ3,4年しか過ぎていないような気もする。 1995年当時、私は東京で暮らしていた。…

●極東スーパーマーケット

内田樹さんや平川克美さんのブログで、「内向き」云々について言及されているエントリーが最近、多い。 「内向き」礼賛。 「内向き」で何か問題でも? 足元を見よ なるほどねえ、と思っていたら、今日、こんな話を聞いた。 話してくれたのは、某レコードメー…

●福に縁なし、懐に円なし

年始の初売りといえば、福袋である。 基本的に、私はあれが買えない。 カネが惜しいのである。 昔、吉祥寺に住んでいた頃、近所の小洒落た雑貨屋で3000円のものを買ったことがあるだけだ。 うむ、これはまず自分から買い求めやしないよな、というようなラン…

●ガザで起きていること

イスラエルのガザ攻撃は、地上戦にという事態に及んでいる。 イスラエル軍がガザ侵攻、ハマス拠点包囲…死者500人超 3日前に掲載された、空爆による被害。 ガザ写真 壁にミッキーマウスの絵が描かれた部屋が、めちゃくちゃに破壊されている写真がある。 も…

●ケータイ小説 vs 『流星の絆』

最近、ケータイ小説に関する本を読んでいる。 amazon:「なぜケータイ小説は売れるのか」本田透 amazon:「ケータイ小説的。」速水健朗 主に「ロードサイド文化とケータイ小説」ということが気になってのこと。 それはそれでまた機会を改めて書くことにして、…

●A.A.O. -Act Against Ourselves-

「Act Against AIDS」という名のイベントに先だって勉強会なるものがあった。先々月の末のことである。 HIV/AIDSをめぐる現状について、現場の方々の話を伺うという会だった。 まず最初にこの「A.A.A.」というイベント運営に携わっている事務局の方々から報…

●またしても

元厚生次官を連続して狙った犯行は、やはり出頭してきた男によるものという可能性が濃厚になってきたようだ。 動機について「ペットを保健所に処分された」ことなどを挙げているという。 政治的理由が背後にあるテロではないようだ。 またしても歪んだ自尊感…

●状況と実践

番組でのプレゼントに「ラジオ」はどうかという話になる。 ラジオを聴く人口が減っているという危機感を感じている、我々、送り手側は、よくそういうことを考える。 ただ、すでにラジオを聴いてくれている人にプレゼントしても仕方がないのではないか、まだ…

●〈自尊〉と〈憂国〉

前航空幕僚長が論文を発表して更迭された件について先週、触れた。 http://d.hatena.ne.jp/garak/20081111 そのあと、田原総一朗氏がこの件に関して言及しているコラムを見つけて読んだ。 http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20081113/112209/ 個人的…

●スポンサーから一言。

「厚労省叩きは異常」とトヨタ奥田氏 報復でスポンサー降りる? http://sankei.jp.msn.com/life/welfare/081112/wlf0811122357005-n1.htm 「ここで厚労省を擁護するなんてちょっと異常」だし、「報復」や「洗脳されてしまう」という言葉遣いも甚だ物騒だ。 …

●ナンダとダダこねる幼い奴ら

きのう寸借詐欺について書いたら、今日はこんな記事が紙面を賑わせていた。 同じ曾根崎署の所轄での事件である。 「歌手の中島みゆきさんの夫と偽り、交通費名目で現金をだまし取った無職男を詐欺容疑で送検」 http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20081111-OYO…

●十兎と一兎

推薦入試って、そういえば秋にやっていたっけ。 内田樹さんが、入試にからめて大学のサヴァイバルについて書いておられる。 http://blog.tatsuru.com/2008/11/09_1029.php そのエントリーの最後で、村上春樹氏の言葉を引用しているところを孫引き。 若いとき…

●A Change is gonna Come.

選挙は嫌いだ。 街頭でがなっている脂ぎった顔、上っ面だけの絶叫、その場しのぎの猫なで声、選挙カーからぬっと突きだして振られる白手袋、美的感覚ゼロのポスター、貧相な選挙事務所、どれもこれもイライラする。 そのくせ選挙速報を見るのは好きなのであ…

●度量の狭い言葉

北京五輪を見ていると、ま、気になることはいっぱいあるのだが、いろんな種目の準決勝や決勝が近づくと頻出する表現で、とりわけ気になった言葉がある。 「これで、銀メダル以上は確定です」というやつ。 決勝に進出すれば、まあたしかに2位以上が確定ではあ…